この記事では、「品薄」と「品切れ」と「欠品」の違いを分かりやすく説明していきます。
「品薄」とは?
「品薄」は「しなうす」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「市場に品物が出回っていないこと」という意味で、お店で手に入りにくい状態のことを言います。
2つ目は「品物自体の製造が追い付かないこと」という意味で、材料の不足などで製造自体ができない状態を言います。
上記に共通するのは「商品自体が少ない」という意味です。
「品薄」の使い方
「品薄」は名詞・形容動詞として「品薄だ・である」と使われたり、形容詞として「品薄の」と使われたり、副詞として「品薄で」と使われたりします。
基本的に、需要に対して供給が追い付いていない状態に使われる言葉です。
「品薄」の例文
・『材料の値上げにより、一時的に商品が品薄になった』
「品切れ」とは?
「品切れ」は「しなぎれ」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「商品が全て売れてなくなること」という意味で、店頭または在庫の商品が全てなくなることを言います。
2つ目は「いつ入荷するか分からない状態」という意味で、工場や卸売業者に問い合わせても次の入荷予定が分からない状態のことを言います。
上記に共通するのは「お店に商品がない」という意味です。
「品切れ」の使い方
「品切れ」は名詞・形容動詞として「品切れだ・である」と使われたり、形容詞として「品切れの」と使われたりします。
基本的に、そのお店の商品や在庫品がなくなり、次の入荷まで待つ状態に使われる言葉です。
「品切れ」の例文
・『ワクチン接種の副反応により頭痛薬の品切れが続いた』
「欠品」とは?
「欠品」は「けっぴん」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「注文した品物がそこにないこと」という意味で、欲しいと思ったものがその店に置いてないことを言います。
2つ目は「注文に応じられないこと」という意味で、商品がない為に客からの注文を受けられない状態を言います。
上記に共通するのは「そこに品物がない」という意味です。
「欠品」の使い方
「欠品」は名詞として動詞を伴い「欠品する・した」と使われたり、副詞として「欠品して」と使われたりします。
基本的に、その場に品物がなく、注文に応じられない状態に使われる言葉です。
「欠品」の例文
・『丁度自分に合うサイズの商品だけ欠品していた』
「品薄」と「品切れ」と「欠品」の違い
「品薄」は「需要に対して供給が追い付いていない状態」という意味です。
「品切れ」は「そのお店の商品や在庫品がなくなり、次の入荷まで待つ状態」という意味です。
「欠品」は「その場に品物がなく、注文に応じられない状態」という意味です。
まとめ
今回は「品薄」と「品切れ」と「欠品」について紹介しました。
「品薄」は「製造が間に合わない」、「品切れ」は「お店に商品が無い」、「欠品」は「注文に応じられない」と覚えておきましょう。