学校や会社などで、季節の変わり目の時期や年度切り替えの時期などに耳にすることがある「終業式」「修了式」「終了式」という3つの言葉。
これらの言葉にはどのような違いがるのか。
この記事では、「終業式」と「修了式」と「終了式」の違いを分かりやすく説明していきます。
「終業式」とは?
そもそも「終業」とは、会社でその日の業務を終了すること、また、学校で1学期間・1学年間の学業を終了することを指します。
そして「終業式」とは、「終業」の「式典」のことなので、会社での業務終了の際、学校での1学期間・1学年間の終了の際に行う式典ということになります。
ですが、会社での業務終了となると毎日のことなのでわざわざ行わずに、「終業式」は主に学校で使われる言葉になります。
「終業式」の例文
・『明日は終業式なので、夏休みが楽しみだ』
・『終業式の後にもらう通知表の結果が心配だ』
「修了式」とは?
「修了」とは、一定の学業課程を修め終えることを意味しています。
そして「修了式」とは、学年の終わり、つまり、最終学期の終わりの時に行われる式典のことを指しています。
ですので、学校で使われる言葉だということです。
前述の「終業式」も、学年の終わりの時期にも該当しますが、「修了式」がある為、これに置き換えられます。
「修了式」の例文
・『そろそろ修了式だ、次の学年の担任は誰になるのだろう』
・『学年の終わりに行うのは終業式ではなく、修了式だ』
・『最終学年の終わりに行うのは修了式ではなく、卒業式だ』
「終了式」とは
「終了」とは、物事を終えること、終わること。
そして「終了式」とは、物事を終える時に行う式典ということになります。
つまりは、会社や学校だけに限らず様々な場所で使われる言葉だということです。
各種イベントの最後に行われる式典で、閉会式のような役割です。
「終了式」の例文
・『この説明会の最後には、終了式が執り行われる予定だ』
・『地域のイベントの最後には、終了式を行うことが多い』
「終業式」と「修了式」と「終了式」の違い
「終業式」と「修了式」と「終了式」の違いは、使われる場所、使われる時期にあります。
「終業式」は、対象となるのは学校や会社ですが、学校で使われることが多いということ。
そして、学期末に行われます。
「修了式」は、学校で使われる言葉で、年度末、つまり、最終学期末に使われる言葉になります。
そして「終了式」は、使う場面は学校や会社に限らず、例えば、地域のイベントの最後などで使われる言葉です。
まとめ
「終業式」と「修了式」と「終了式」。
読み方も似ていて混同しがちですが、細かな違いがありました。
終わり良ければ総て良しという言葉もあります。
「終業式」と「修了式」と「終了式」という3つの言葉の違いをしっかりと認識して、みなさんの生活の役に立つことを願っています。