この記事では、「英断」と「決断」と「勇断」の違いを分かりやすく説明していきます。
「英断」とは?
「英断」は「えいだん」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「ものごとをきっぱりと決めること」という意味で、あれこれと迷わず、優れた判断力できっぱりと決めことです。
2つ目は「すぐれた決断」という意味で、内容が非常に優れていると評価できる決断のことです。
上記に共通するのは「優れた判断」という意味です 「英」は「すぐれていること」という意味、「断」は「きっぱりと決める」という意味、「英断」で「優れていて、しかもきっぱりと決めること」になります。
「英断」の使い方
「英断」は名詞・形容動詞として「英断だ・である」「英断する・した」「大英断」などと使われます。
基本的に、非常に優れた内容で、しかもきっぱりと決断することに使われる言葉です。
「英断」の例文
・『社長がすぐに新事業を手放したのは正に英断である』
「決断」とは?
「決断」は「けつだん」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「意志をはっきりと決めること」という意味で、自分がどうしたいのかということをはっきりと結論付けることです。
2つ目は「是非や善悪を判断すること」という意味で、よく考えて良し悪しを結論付けることです。
上記に共通するのは「はっきり決める」という意味です。
「決」は「きめる」とも読み「きっぱりとどちらかに定める」という意味、「決断」で「どうするかきっぱりと決めること」になります。
「決断」の使い方
「決断」は名詞として「決断する・した」「決断を迫る・迫った」「決断の時」などと使われます。
基本的に、幾つか選択肢のあるものごとについて、どうするべきかをはっきりと決めることに使われる言葉です。
「決断」の例文
・『いよいよ来月に転職しようと決断した』
「勇断」とは?
「勇断」は「ゆうだん」と読みます。
意味は「思い切って決めること」で、多少リスクがあることでも、覚悟して決心することです。
「勇」は「いさむ」とも読み「思い切りが良い」という意味、「勇断」で「思い切り良くはっきりと決めること」になります。
「勇断」の使い方
「勇断」は名詞として「勇断する・した」「勇断を促す・促した」などと使われます。
基本的に、成功するか分からないことに対して、思い切ってきっぱりと決めることに使われる言葉です。
「勇断」の例文
・『新たな市場を開拓するという勇断をした』
「英断」と「決断」と「勇断」の違い
「英断」は「非常に優れた内容で、しかもきっぱりと決断すること」という意味です。
「決断」は「幾つか選択肢のあるものごとについて、どうするべきかをはっきりと決めること」という意味です。
「勇断」は「成功するか分からないことに対して、思い切ってきっぱりと決めること」という意味です。
まとめ
今回は「英断」と「決断」と「勇断」について紹介しました。
「英断」は「優れたことをきっぱりと決める」、「決断」は「はっきりと決める」、「勇断」は「思い切って決める」と覚えておきましょう。