私たちは普段の生活の中で車を使う機会が多いですが、走るのは「道路」。
この「道路」に関する言葉として「道路」に加えて「車道」や「路上」があります。
何気なく使っている言葉ですが、これらの言葉の意味をご存知でしょうか? そこでこの記事では、「道路」と「車道」と「路上」の違いを分かりやすく説明していきます。
「道路」とは?
「どうろ」という読み方になる「道路」は、「一般の人たちや車・自転車・バイクなど往来することを目的に土地に設置されている通路のこと」を指しています。
「道路」の例文
ここで「道路」の例文を挙げてみました。
・『ここは自動車専用道路です』
・『高速道路を使う1時間でアクセスできる』
上記の例文のように車専用の道路のことを挙げていますが、人・自転車が通ることができない通路ですが、前述で説明したように一般塘路では人の往来も可能です。
「車道」とは?
「車道」は「しゃどう」という読み方になります。
意味としては「道路の中で自動車・路面電車などの車両が通行する所として区分されている部分」のことを言っています。
ここでは人や自転車などが通ることができなくなっていたのですが、法改正により自転車も走ることができるようになってきました。
「車道」の例文
「車道」の例文は以下の通りです。
・『車道にはみでてはいけない』
・『車道の拡幅工事が行われている』
「路上」とは
「路上」は「ろじょう」と読みますが、「道の上(みちのうえ)」や「どこかへ行く途中」という意味があります。
「路上」の例文
「路上」の例文を見てみましょう。
・『路上パフォーマンス』
・『路上で言葉をかけられる』
「道路」と「車道」と「路上」の違い
ここで「道路」と「車道」と「路上」の違いを整理してみます。
「道路」は「人や車などが往来するための通路」という意味を持っていますが、道路で通行できるのは自動車に限らず、人やバイク・自転車まで全てを含んでいます。
「車道」は「道路の中で自動車・路面電車などの車両が通行できる部分」とされており、通行可能なのは車などの車両となります。
また、最近では自転車も走行可能となっていますが、人が通ることはできないのです。
「路上」は「道の上」ということであり、「道路」「車道」と異なった解釈であることが理解できることでしょう。
例文でご紹介したように「路上パフォーマンス」という使い方がありましたが、このようなパフォーマンスをする場合は、道路が歩行者天国などで車の通行が一時的に制限されていることが多いです。
まとめ
ここまで「道路」と「車道」と「路上」の意味や違いを説明してきましたが、日常的に使われている場所だけに、特に車を運転されている人にとっては身近な言葉でしょう。
最近では自転車も車道を走るようになったために、ドライバーも運転には十分に気を付けなければなりません。
交通安全の意識を今まで以上に高めておくことが大切です。