人には色々な性質があるものですが、ちょっとしたことでも敏感に反応してしまうタイプの人がいないでしょうか?
そのような人の中にも「神経質」「完璧主義」「小心」などの性質の人がいるはず。
そこでこの記事では、「神経質」と「完璧主義」と「小心」の違いを分かりやすく説明していきます。
「神経質」とは?
「神経質」は「しんけいしつ」という読み方をします。
意味は「ちょっとした細かいことまで気になる性格」ということを指しています。
「神経質」の例文
・『彼は神経質だからすごく気を遣ってしまう』
・『神経質な彼女だから、いつもピリピリしているね』
「神経質」の例文を見ると、何気ないことでも気になる性格な人なので、付き合うにもかなり疲れてしまう印象があります。
「完璧主義」とは?
「完璧主義」は「かんぺきしゅぎ」という読み方になちますが、「物事の全てにおいて完全にしないと気が済まないためにあらゆる努力をして完璧な状態を目指す考え方」や「そのような人」のことを意味しています。
しかし、行き過ぎた高い目標基準を設定してしまい、周囲からの評価を非常に気にするために自分に厳しく他人にも同じことを求めてしまう傾向が見られるのです。
「完璧主義」の例文
「完璧主義」の例文は次の通りです。
・『あの人は完璧主義なので、緻密なプランを建てる』
・『完璧主義だからしょっとした失敗も許さない』
100%を求めるあまり全く隙がなく息が詰まりそうな感じがしないでしょうか?
「小心」とは
「しょうしん」と読む「小心」は、「気が小さく臆病な性格」という意味を持っています。
「小心」の例文
・『彼は小心者なので新しいことをやりたがらない』
・『小心者なので、前に失敗したことをずっと気にしている』
「神経質」と「完璧主義」と「小心」の違い
ここで「神経質」「完璧主義」「小心」の違いを見ていくことにしましょう。
「神経質」は「気にしなくてもいいようなちょっとした些細なことでも気に病んだり揉んでしまう」という意味になりました。
言い換えると「刺激や変化に対して神経が過敏な性質」と言えるでしょう。
「小心」は「気が小さくて臆病」「他人の目を気にする性格」「思い切って行動することができない」「細かいことまで気にしすぎる」という解釈となり、「神経質」に近い意味合い持っているものの、小心は何をするにも積極的な姿勢が感じられません。
しかし、「神経質」の人は決して姿勢的に消極的ではない点が異なってくるでしょう。
「完璧主義」とは、1つも欠点がなく完璧なレベルを目標設定している人のこと。
「パーフェクトでないと気が済まない人」と言った方がいいかもしれません。
このようなことから明らかに「小心」や「神経質」とは異なるニュアンスを持っています。
まとめ
今回は「神経質」「完璧主義」「小心」の意味や違いを説明してきました。
これらの性質を持っている人と付き合うことは、かなり疲れるかもしれませんが、各々の特性を理解して接していくことが大切です。