仕事を進めている時にどうして急ぎでやならければならない突発的な仕事が入ってくることがあります。
そのような時に「先送り」「先送り」「後回し」などの言葉を使っているかもしれません。
では、これらの言葉には解釈の違いはあるのでしょうか。
そこでこの記事では、「先送り」と「先送り」と「後回し」の違いを分かりやすく説明していきます。
「先送り」とは?
「さきおくり」という読み方になる「先送り」の意味は「業務や審議すべき事項などの処理すること・解決すべきことを先に延ばす」ということを言っています。
「先送り」の例文
「先送り」の例文を見ると
・『予算は先送りされてしまった』
・『国会での審議は来年度に先送りされる』
などの用途が挙げられます。
「見送り」とは?
「見送り」は「みおくり」と読みますが、「相手がその場から去っていくのを静かに見守ること」、「 見ながら送ること」とう意味があります。
また、「物事の検討や審議・判断を見合わせる」という意味で使うことも可能。
「見送り」の例文
・『成績が振るわず昇進が見送りとなってしまった』
・『親族に不幸があり、結婚式は見送りにしよう』
上記の例文では何かの事情で物事の状況が延期されているようなことを言っていることが分かります。
「後回し」とは
「あとまわし」という「後回し」は「順番を入れ替えて後にすること」「後に処理・審議する」という意味になります。
「後回し」の例文
・『夏休みの宿題を後回しにして苦労している』
・『そんな話は後回しだ』
「後回し」の例文は上記のようなものが挙げられますが、やりたくないことを最後にやるようなケースや、もっと優先すべきことがある場合に使われています。
「先送り」と「見送り」と「後回し」の違い
ここで「先送り」「見送り」「後回し」の違いを考えてみましょう。
「先送り」は「いずれ後の段階で処理することや検討することを前提として、すぐに判断・処理することをせずに、処理を後に回すこと」を言っています。
特に「期限を先に延ばす」ニュアンスも含んでおり、特別な事情があるために先延ばししなくてはならない場合に使われています。
しかし、やることが面倒なために先延ばしして、何れ他の人が処理してくれるという意味合いが込められている場合も可能性もあります。
「見送り」は「見ているだけで決して自分で判断しない・行動しない」という意味合いがあったり、「物事の処理・決心する考えがない」場合でも用いられることがあります。
「いったん保留する・白紙にする」などのニュアンスも感じられるわけです。
「後回し」の場合は、「何れは処理すべき事項ではあるものの、今は優先順序が低いために、順番を後にする」という意味合いがあります。
まとめ
「先送り」と「見送り」と「後回し」の違いを見てきましたが、仕事をしている中では、どうしてもこれらの判断をしなくてはならない場合があります。
しかし、しっかりと仕事の締め切りと睨みながら見極めしていくことが大切です。