などを買う際に、よく耳にする「ブティック」と「セレクトショップ」と「アパレル」という三つの言葉。
よく聞く言葉だけれど、考えてみると違いがいまひとつわからない、そんな方もいるのではないでしょうか。
この記事では、「ブティック」と「セレクトショップ」と「アパレル」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ブティック」とは?
「ブティック」とは、フランス語の“boutique”に由来する外来語です。
洋服を売っているお店というイメージの方もいるでしょうが、フランス語では「小売店」というような意味合いになり、洋服についての意味は含まれません。
ですが日本では、洋服を売っているお店、しかも高級なものを売っているお店という意味で定着しています。
量販店には「ブティック」と付けられることは少なく、しかも由来するのがフランス語であることから、街で「ブティック」を見かけることは多くはありません。
そのような部分が、さらに高級なイメージを強く定着させています。
「セレクトショップ」とは?
「セレクトショップ」とは、英語で、選ぶことを意味する“select”と、お店のことを意味する“shop”をくっ付けて作られた、和製英語になります。
「セレクト」できる「ショップ」という意味合いになります。
「セレクトショップ」では、バイヤーと呼ばれる買い付けの専門家が、メーカーの違いにこだわらず、お店のセンスや顧客層に合ったイメージの商品を買い付けてきます。
そして、買い付けてきた商品を販売するわけです。
顧客が自分の趣味嗜好に合わせて、いろいろなメーカーの中から商品を選べるので、オシャレに気を使う人や、こだわりのある人などに人気の小売店の形態です。
「アパレル」とは?
「アパレル」とは、英語では“apparel”と表記し、衣服や服装という意味合いになります。
英語の“apparel”に由来して、日本では、主に服飾に関係する全ての業態のことを総じて「アパレル産業」「アパレル業」などと言ったりします。
ですから、「ブティック」は「アパレル業」の中のひとつの形態ということです。
「ブティック」と「セレクトショップ」と「アパレル」の違い
「ブティック」は、元来は小売店という意味ですが、日本では「高級な洋装店」という意味合いで定着しています。
「セレクトショップ」は、自分の嗜好に合わせて、いろいろなメーカーの中から「選べるお店」です。
対象は洋服だけとは限らず、家具や家電といったものなどを取り揃えたお店もあります。
「アパレル」は、服飾に関連するものの総称のような言葉です。
「ブティック」も、「セレクトショップ」も洋服のお店であれば、「アパレル」であると言えます。
まとめ
「ブティック」と「セレクトショップ」と「アパレル」の違い、ご理解頂けましたでしょうか。
時代の流れと共に個人のライフスタイルは多様化し、それに伴い、様々なジャンルで選択の幅が広がっています。
みなさんも素敵なお買い物をして、ご自分のライフスタイルをより良きものにして下さい。