この記事では、本音と本心と本性の違いを分かりやすく説明していきます。
本音とは?
本音とは、真面目に取り組むという意味があります。
中途半端な気持ちではなく、やることにすべての集中と力を注いで取り組むとの意味合いがある言葉です。
本音の言葉の使い方
本音の使い方としては、「本音で話し合う」「君の本音が聞きたい」「アンケートで本音を聞きだす」と使います。
会議でよく使われる「本音で話し合う」は、社員の率直な意見を言い合ってもらい、よりよい仕事にしていくためには大切なことです。
話し合うことで社員の仕事への意欲も向上することに繋がるメリットが生まれます。
「君の本音が聞きたい」は、会社側が社員に対して考えを聞くときに使う言葉です。
社員が本当に思っていることを聞き出し、商品や販売の質を向上させるため積極的に取り入れたいと思う会社側が使う言葉です。
「アンケートで本音を聞きだす」とは、面と向かってはなかなか言いにくい意見を社員から聞きだすためにもアンケート形式にして、意見を言いやすくする。
そして、プライバシー重視で意見を聞きだし、その中からいいなと感じるものを選び、商品・サービスの向上を図る目的で取り入れる企業が増えています。
本心とは?
本心とは、自分の本当の気持ちという意味があります。
本心の言葉の使い方
本心の使い方は、「あんなことを言ってはみたけど、本心は違う」「本心はこうでありたい」「本心で自分の気持ちを表したい」と使います。
「あんなことは言ってみたけど、本心は違う」とは、本当はあのようなことは言いたくなかったが、建前で言ってしまった。
しかし、心の中で思っている気持ちは違うというときに使います。
「本心はこうでありたい」は、悪いことを言ってはみたものの、本当は人を傷つけるようなことは言いたくないと思うときに使う言葉です。
「本心で自分の気持ちを表したい」は、嘘や偽ることなく、自分が思ったことを素直に言いたいと思うときに使います。
本性とは?
本性とは、自分を飾ることなく思ったことをさらけ出す、むき出しにするという意味があります。
本性の言葉の使い方
「君の本性をさらけ出してくれ」「思わず本性が出た」「本性から読み取る」と使います。
「君の本性をさらけ出してくれ」は、遠慮することなく本当の気持ちをすべて打ち明けてほしい場合に使われます。
「思わず本性が出た」とは、いつもはいい人であることをアピールしているのに、追い込まれたときに思わず本当の自分の人格を表すときに使う言葉です。
「本性から読み取る」は、人の心の中で思っていることを聞き出すために、心を開かせる会話をするときに使われています。
本音と本心と本性の違い
本音と本心の違いとは、言葉として出た後を本音、言葉として出る前を本心との違いがあります。
この2つの言葉と違う本性は、人には明かさない内に秘めた人格や性格などに焦点を当てている点です。
まとめ
本音と本心と本性は、人の内面に潜む気持ちに使われることが多い言葉です。
相手がどのように思っているのか知るためにも、相手の本性を知るためにうまく近づいて会話をすれば、本音を聞きだせるでしょう。
本音を聞きだすことでその人の本心も見えてきます。
いずれにしても、気持ちが通じるよう壁を取り払う方法を考えてみて、本性を知るために工夫してみましょう。