「セール」と「バーゲン」と「クリアランス」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「セール」と「バーゲン」と「クリアランス」の違いとは?言葉の違い【3語】

何かお買い物をする際、お目当てのものを少しでも安く手に入れたいものです。

そんな時に目に留まるのが「セール」「バーゲン」「クリアランス」という魅力的な三つの言葉。

よく目にする言葉ではあるのですが、違いは一体どこにあるのでしょうか。

この記事では、「セール」「バーゲン」「クリアランス」の違いを分かりやすく説明していきます。

「セール」とは?

「セール」とは、英語では“sale”と表記し、販売や売却といった意味になります。

外交販売員のことをセールスマンと言ったりします。

「セール」という言葉を聞いた時に、安売りのイメージを浮かべる方は少なくないでしょう。

ですが、英語では安売りという意味はなく、販売すること自体を表した言葉になります。

しかし日本では、バーゲンセール、クリアランスセール、クリスマスセールなどなど、安売りの際に〇〇セールと名付けることが多く「セール」自体に安売りのイメージが定着することとなりました。


「バーゲン」とは?

「バーゲン」とは、英語では“bargain”と表記し、掘り出し物や見切り品といった意味合いがあります。

「セール」同様、「バーゲン」自体にも安売りという意味はなく、安売り商品のこと自体を表した言葉になります。

ですから厳密に正しく使うには、掘り出し物を販売するという意味で「バーゲンセール」とすると良いでしょう。

世間で定着している「バーゲン」は、「バーゲンセール」の略だということです。


「クリアランス」とは?

「クリアランス」とは、英語では“clearance”と表記し、取り片付けること掃除することといった意味になります。

やはり「クリアランス」自体にも安売りという意味はなく、「クリアランスセール」の略であることがわかります。

「クリアランスセール」とは、今抱えている在庫を片付ける為の販売ということになります。

今抱えている在庫とは、悪く言えば売れ残りであり、それらを売る為には安くすることが必要です。

ですから「クリアランス」は、結果的に安売りということになるわけです。

「セール」と「バーゲン」と「クリアランス」の違い

「セール」「バーゲン」「クリアランス」共に、英語としては安売りの意味はありません。

ですが日本では、三つの言葉とも安売りの意味で使われることがほとんどです。

「セール」は今期の商品だけで、「バーゲン」には前期の商品も含まれるというイメージがありますが、明確な区別はありません。

業務形態によっては「セール」しか使わない所もあります。

ですが「クリアランス」には、「在庫を片付ける」という明確な目的がある為、「セール」「バーゲン」の時よりもさらに安く掘り出し物が見つかるかもしれません。

まとめ

「セール」「バーゲン」「クリアランス」の違いを紹介してきましたが、理解頂けましたでしょうか。

区別のない所、また明確に区別のある所がわかりました。

この記事を活用し、三つの言葉の違いを認識して、良いお買い物をして頂けたら幸いです。