ギターを始めて、最初に直面する大きな壁が、「バレー・コード」と呼ばれるギターコード(和音)です。
これは、人差し指をまっすぐ伸ばして6本の弦全てを押さえる必要があるため、慣れないとどうしても力が入りにくく、音が出ないという結果になってしまいます。
特に、「アコギ」や「エレアコ」は、「エレキ」に比べると弦高が高いので、より難しいとも言えます。
これらのギターのタイプはどう違うのでしょうか。
この記事では、ギターのタイプである、「アコギ」と「エレキ」と「エレアコ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「アコギ」とは?
「アコギ」とは、「アコースティック・ギター」の略です。
英語では「acoustic guitar」で、発音は「アクースティックギター」に近いです。
3つのタイプの中では、最も古いタイプのもので、元々はクラシックギターから来ています。
特徴としては、ボディが大きくて厚く、内部が空洞になっているために、音が内部で反響することによって大きな音を出せます。
そのため、通常は電気的な増幅を必要とせず、単体で演奏できます。
「エレキ」とは?
「エレキ」とは、「エレクトリック・ギター」の略です。
英語では「electric guitar」で、発音も似ています。
特徴としては、ボディが「アコギ」に比べると薄くて小さいことが多く、内部に空洞がない(ソリッド)か、「アコギ」よりも小さな空洞(ホロウ、セミホロウ)になっています。
最も大きな違いはピックアップと呼ばれるマイクが弦の上に付いていて、それの信号をアンプという増幅機とスピーカーを通して、増幅して出力することです。
「エレアコ」とは?
「エレアコ」とは、「エレクトリック・アコースティック・ギター」の略です。
英語では「electric acoustic guita」です。
形状としては「アコギ」とほぼ同じなのですが、「エレキ」のようにピックアップが付いてい流ので、弦の振動を増幅してスピーカーからも出すことができます。
従って、単体で音を出すことも、スピーカーから音を出すこともできます。
「アコギ」と「エレキ」と「エレアコ」の違い
3つのタイプのギターの一番大きな違いは、ピックアップと言うマイクが付いていて音を電気的に処理するかどうかです。
「アコギ」には付いていませんが、「エレキ」と「エレアコ」には付いています。
また、それと関連して、ボデイの空洞が大きいのが「アコギ」と「エレアコ」で、無い、あるいは小さいのが「エレキ」です。
この2つの違いによって、「アコギ」は単体で大きな音を出せますが、「エレキ」はアンプを通さないと出せません。
「エレアコ」は、その中間で、単体でもアンプを通しても音を出せます。
まとめ
この記事では、「アコギ」と「エレキ」と「エレアコ」の違いを説明してきました。
ギターを始めるにあたっては、まずどのタイプから始めるかは非常に重要です。
序文で述べたように、初心者の最初のハードルは「バレー・コード」なので、そのハードルを低くしたいなら「エレキ」にするべきですが、そこは気にしないが単体で音を出したいなら「アコギ」か「エレアコ」を選ぶと良いでしょう。