冷蔵庫の「冷蔵室」と「野菜室」と「チルド室」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

冷蔵庫の「冷蔵室」と「野菜室」と「チルド室」の違いとは?生活・教育

この記事では、冷蔵庫の「冷蔵室」「野菜室」「チルド室」の違いを分かりやすく説明していきます。

「冷蔵室」とは?

約0~10℃(メーカーによって異なります)の温度で冷やされ、冷蔵庫の中で最も大きなスペースを持つ部分です。

作りおきの料理などを保存するのに向いているスペースとされ、牛乳や卵をストックすることもできるスペースです。

大体の3ドア以上の冷蔵庫において上部に設置されており、頻繁に使うことを想定されています。

小型冷蔵庫では冷蔵室のみが設定されているものもいて、上級機種であればミスト機能を持ったものや庫内の空気清浄の機能を持ったものなどがメーカーのセールスポイントとしてあります。

ドアポケットでの冷える温度は冷蔵室とほぼ同じかもう少し冷える程度です。


「野菜室」とは?

一般の冷蔵庫であれば下の方に設定された野菜を入れるためのスペースで最も舌に設置される場合とやや下に設置されるケースがあります。

温度は冷蔵室とほぼ同じに設定されていますが、より密閉度が高くなっており鮮度を落とさない工夫がなされています。

メーカーごとに新機能を導入している箇所でもあり、野菜の美味しさを保つエチレン分解機能や除菌機能、うるおいを保たせる機能、LEDによって野菜の美味しさを引き出す機能や冷気をコントロールしてうまみを引き出す機能などを持っている上位機種が用意されています。

また、野菜室は引き出し式になっており、キャベツなど大柄な野菜を収納しやすくなっています。


「チルド室」とは?

食品が凍る手前の温度で保存するスペースで冷蔵室よりやや低めの温度にしています。

引き出し式の収納庫で、肉類やベーコンやハム、チーズ、納豆や味噌などを入れるのに適しています。

メーカーによってはチルド室以上の低温で保存期間をより長くしたものを追加したり(メーカーではチルド室と名乗らず別名称としています)や、氷の膜を使って保存期間を長くするもの、UVの光を使って鮮度を保つ工夫をしたものなどがあります。

スピード冷却の機能を持ったチルド室もあります。

「冷蔵室」と「野菜室」と「チルド室」の違い

「冷蔵室」が最も冷蔵庫の中で広いスペースを持ち、翌日に繰り越す予定の料理などを皿ごと保存できます。

機種によっては重量検知機能とスマートフォンの連動をしたのもあり、食材の管理に便利です。

温度は約0?10℃(調整可能なものもあり)となっていますが、冷凍される温度にはなりません。

野菜室は冷蔵室の下に位置することが多い引き出し式の野菜を入れるための収納庫で、冷蔵室以上に密閉性に気をつけた作りになっています。

温度は冷蔵室と同等で、メーカーごとに野菜を長持ちさせたり美味しくさせるテクノロジーが導入されています。

チルド室は冷凍させる手前の温度で保存する場所で、肉類や魚、ハム・ソーセージ、チーズ、ヨーグルトなどを保存します。

メーカーによってはさらなる低温にして保存日数を長くしたものなど保存性能を高める工夫をしたものが見られます。

まとめ

冷蔵室は冷蔵庫の中でのメインとなる収納スペースで、装備されない機種はありません。

チルド室や野菜室は小型の冷蔵庫では採用されないものもありますが、大型機種であれば非常に高性能なものとなり、メーカーごとに野菜室とチルド室は技術を競い合っている部分でもあります。