「自己陶酔」と「自惚れる」の違いとは?分かりやすく解釈

「自己陶酔」と「自惚れる」の違い生活・教育

この記事では、「自己陶酔」「自惚れる」の違いを分かりやすく説明していきます。

「自己陶酔」とは?

「自己陶酔」「じことうすい」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「自分の容姿が優れていると思い、うっとりすること」という意味で、自分の見た目が美しい、カッコいいなどと思い込んで酔いしれることです。

2つ目は「自分の言動に対して素晴らしいと思い、うっとりすること」という意味で、素晴らしいスピーチをした時など、人を感動させたと思い込んで酔いしれることです。

3つ目は「自分の才能が優れていると思い、うっとりすること」という意味で、主に芸術方面で自分も才能は素晴らしい、偉大な作品を制作していると思い込み、良い知れることです。

上記に共通するのは「自分にうっとりする」という意味です。


「自己陶酔」の使い方

「自己陶酔」は名詞として「自己陶酔する・した」「自己陶酔型」などと使われます。

基本的に、自分の容姿や言動、才能に対して優れている、素晴らしいと思い込みうっとりすることに使われる言葉です。


「自惚れる」とは?

「自惚れる」「うぬぼれる」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「自分の容姿が人より美しい、際立っていると思い込んで得意になること」という意味で、自分の容姿に関して、他の人より美しい、キレイだなどと思い上がって得意になることです。

2つ目は「自分の能力を実際以上にすぐれていると思い込んで得意になること」という意味で、自分には素晴らしい才能がある、人より優れていると思い込んでいい気になることです。

3つ目は「自分の考え方や判断はいつも正しくて人の為になっていると思い込んで得意気にふるまうこと」という意味で、自分は正しい、大いに役立っていると錯覚して、自信満々にふるまうことです。

上記に共通するのは「自分は優れていると思い込んで得意になる」という意味です。

「自惚れる」の使い方

「自惚れる」は動詞として「自惚れる・自惚れた」と使われたり、副詞として「自惚れて自慢する」などと使われたり、名詞として「自惚れが過ぎる」などと使われます。

基本的に、自分の容姿や能力を実際以上に優れていると思い込んで得意になることに使われる言葉です。

「自己陶酔」と「自惚れる」の違い

「自己陶酔」「自分の容姿や言動、才能に対して優れている、素晴らしいと思い込みうっとりすること」という意味です。

「自惚れる」「自分の容姿や能力を実際以上に優れていると思い込んで得意になること」という意味です。

「自己陶酔」の例文

・『彼はジムにある鏡の前で自己陶酔している』
・『彼女の恋愛は自己陶酔型だ』
・『彼は自分のスピーチに自己陶酔している様だ』
・『あのボーカルはステージで自己陶酔している』

「自惚れる」の例文

・『少しばかり美人だからと自惚れる』
・『町でナンパされて自惚れる』
・『一度きりの成功で自惚れる』
・『上司からほめられて自惚れる』

まとめ

今回は「自己陶酔」「自惚れる」について紹介しました。

「自己陶酔」「自分にうっとりする」「自惚れる」「自分に得意になる」と覚えておきましょう。