「出願人」と「志願者」と「志望者」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「出願人」と「志願者」と「志望者」の違いとは?生活・教育

この記事では、「出願人」「志願者」「志望者」の違いを分かりやすく説明していきます。

受験やオーディションなど、何かの試験や審査で使われる言葉ですが、試験、審査の形態だけでなく、主に目的に対して現在どこまで進捗しているか次第で使うべき言葉が変化しますので、この記事を参考にしていただければ幸いです。

「出願人」とは?

「出願人」とは「願書」を提出した人、もしくは、ある機関に対して許可や認可を願い出た人のことです。

「願書」とはある許可や認可を願い出るための申し込み書類のことです。

大学入試受験の他、特許取得の申請などで主に使われます。

単に何かの許可や認可を望んでいるだけでなく、実際に「願書」の提出など「所定の手続き」を行っているもしくは、行う人のことを指します。

用例としては「出願人の申請を受理します」「出願人は所定の受験料を支払うこととする」などです。


「志願者」とは?

「志願者」とは、ある要望に対し自ら申し出る人、もしくは、あることを志し願い出る人のことです。

「志願」は不特定多数の人への要望である「募集」に対しても使うこともありますが、「応募」とは若干ニュアンスが異なり、「指名」「打診」などある特定の人に対しての要望に応える意味合いがあります。

また、何かに応えるという形ではなく、自分の意志で何かをしようと決心し、願いでることも意味します。

「志願」する方法は対象によって様々ですが、「志願者」は実際に「意思表明」した人を指します。

用例としては「次期社長就任について打診があったので、志願した」「一流の陶芸家になることを決心し、巨匠への弟子入りを志願した」などです。


「志望者」とは?

「志望者」とは、何かになることを望んでいる人のことです。

特に何かの手続きや意志表明する必要はなく、単に望んでいる人のこと「全般」を指します。

前述の「出願人」「志願者」「志望者」に含みますが、主に具体的手続き、意志表明がないものに対して望みを持つ人に対して使われます 用例としては「こう見えても昔は漫画家志望者だった」「昔から俳優の志望者は多いが実現した者は少ない」などです。

「出願人」と「志願者」と「志望者」の違い

まず、「志望者」は何かになりたい人「全般」を指すのに対し、「出願人」「志願者」は何かの手続きや意志表明した人を指します。

次に「出願人」「志願者」の違いについては、「出願人」「願書」の提出など「所定の手続き」を行っている人を指すのに対し、「志願者」は手続きによらず、特定の人への要望や何かの志への「意思表明」した人を指す点が違います。

まとめ

「出願人」「志願者」「志望者」についてまとめると以下となります。

「出願人」「願書」の提出など「所定の手続き」を行っている人です。

「志願者」は特定の人への要望や志への「意思表明」をした人です。

「志望者」は何かになりたい人「全般」を指します。