「概ね」と「大体」の違いとは?使い方や例文も徹底的に解釈

「概ね」と「大体」の違い生活・教育

この記事では、「概ね」「大体」の違いや使い方を分かりやすく説明していきます。

この2点の使い方や違いを理解して、日々の生活で積極的に活用していただけることを心より祈りたいと思います。

「概ね」と「大体」の違い

最初に「概ね」「大体」の違いをご説明致します。

「概ね」「大体」の違いとしては、前者の場合は、生じている事柄に対して、大部分を占めている状態の事です。

そして、あらまし等を表現をする意味合いにも用いることがあります。

後者の場合は、全体的に見た時に状態の事を指しております。

この時、細かい事は見ていないことが前提となります。

もうひとつの使い方としては、言い出しっぺに対して使うこともあります。

以上が「概ね」「大体」の違いとなりますので、是非とも把握して覚えておくと非常に便利に使い分けられると思います。


「概ね」と「大体」の使い方の違い

次は「概ね」「大体」の使い方の違いについて説明します。

「概ね」「大体」の使い方の違いとしては、上記の意味の違いを当てはめていくと非常に簡単に使うことが可能です。

前者の場合は、起きている事柄に対して、大部分を占めている状態や、趣旨等を意味しております。

一方で後者の方は、細かい事は気にしていない状態で、全体を見た時の意味があるのです。

そして、言い出しっぺの人に対しても使うことがあります。

したがって使い方としては、前者の場合は、「概ねの工事は終了したので~」という使い方が妥当と言えます。

また、後者の使い方としては、「大体の士気が向上しているので一先ずよしとして~」という使い方ができます。

もうひとつの使い方としては、「大体、言い出したのはあなた~」という使い方もしますので、是非とも把握しておいてください。

以上が「概ね」「大体」の使い方の違いになります。

参考になれば幸いです。


「概ね」の意味

ここでは「概ね」の意味をご説明致します。

「概ね」の意味としては、全体のあらましを意味しております。

その他の意味には生じている事柄に対して、自分が認識している状態が大方を占めているという意味があります。

是非とも意味を理解していただき、積極的に会話等に取り入れてみてください。

「概ね」の使い方

次は「概ね」の使い方を解説致します。

「概ね」の使い方としては、上記の意味を当てはめてみていきましょう。

使い方は非常に簡単に分かるかと思います。

基本的に「概ね」という意味は、あらましを意味しております。

また、起きている事柄に対して、自分が見ている状態が大部分を占めていると認識した時に使うものです。

よって使い方としては、「話を聞いて概ね分かったよ~」という使い方が一般的かと思います。

そして、「確認したところ概ねが賛成しておりますので~」という使い方もできます。

以上が「概ね」の使い方となりますので、是非とも参考にしてくださればと思います。

「概ね」を使った例文

この項目では「概ね」使った例文を書きます。

・『双方から話を聞いて、概ね知る事ができました』
・『今回の企画は概ねの人が賛成しているようです』
・『建物の概ねが焼かれてしまったようです』
・『ここで概ねの流れを掴めました』
・『今日は概ね晴れるようです』
以上が「概ね」を使った例文となります。

是非とも把握して役立ててみてください。

「概ね」の類語

次は「概ね」の類語を解説します。

「概ね」の類語としては、「総説」「一通り」「総括」等が類語となります。

参考にしてください。

「概ね」の対義語

この項目では「概ね」の対義語を解説致します。

「概ね」の対義語としては、「ちょうど」が対義語として挙げられます。

理由としては、「概ね」というのは、全体に生じている物事を指しております。

イコール、100%保証付きで断言できない時に使われることもありますので、「ちょうど」が対義語となります。

「ちょうど」というのは、100%きちんとしていることを意味するので、対義語として成立するのです。

是非とも把握して、覚えておいてください。

「大体」の意味

この項目では「大体」の意味を解説致します。

「大体」の意味としては、細かい部分は気にしていない状態で、全体像を見ること意味しております。

また、生じる(生じている)ものごとの内容や数を、全体的に見る時と、言い出しっぺの人等にも使える意味合いもあります。

是非この意味を把握して、日常で取り入れてみてください。

「大体」の使い方

次は「大体」の使い方を解説します。

「大体」の使い方としては、上記で解説した意味をみていくと非常に簡単かと思います。

「大体」とは、基本的に細かいことを気にせずに、全体を通してみた時に使います。

また、言い出しっぺやものごとの内容や数に対しても使います。

したがって、「仕事の大体の流れを掴んだよ~」という使い方をしますし、「大体、あの人が言い出したんだ~」という使い方もできます。

是非把握して役立ててみてください。

「大体」を使った例文

この項目では「大体」を使った例文を書いていきます。

・『うちの会社は大体の人が結婚している』
・『大体、先生が言い出しっぺなのに、休むのは有り得ない』
・『大体の工事は完了しているので、あと1週間もあれば完成です』
・『同窓会には大体の人が出席するようです』
・『デパートまで大体10分で到着するだろう』
以上が「大体」を使った例文となります。

是非とも参考にしてみてください。

「大体」の類語

ここでは簡単ではありますが、「大体」の類語を解説していきます。

「大体」の類語としては、「基本的」「主に」「要領」等が類語とされます。

基本的に、「大体」と近い意味や意味合いがありますので、把握しておいてください。

「大体」の対義語

次は「大体」の対義語を解説します。

「大体」の対義語としては、上記で解説した「概ね」と同様に「ちょうど」が対義語となります。

基本的に前者の場合は、全体像を見ている様子であり、細かい正確な事や数字を把握していない状態です。

それに引き換え「ちょうど」というのは、細かいor正確な事や数字を表す際に用いられますので、対義語として成立するのです。

是非とも把握して、役立ててみてください。

「まとめ」

まとめに入ります。

「概ね」とは、基本的な全体のあらましや、生じている事柄に対して、自分が認識できる状態が大部分を占めている意味があります。

「大体」は、細かいところは気にせずに全体像を見る意味合いや使い方をします。

また、生じている(これから生じる)内容や数に対して、全体的に捉える意味合いがあるのです。

そして、言い出しっぺの人等にも使える言葉となりますので、是非とも参考にしてみてください。

以上が「概ね」「大体」の違いや使い方のまとめとします。