この記事では、「封入」と「封緘」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「封入」とは?
書類や手紙といったものを封書に入れる作業を「封入」【ふうにゅう】といいます。
A4の用紙は三つ折りにするか、そのまま折らずに封筒に入れた後、糊で貼り付けて中身が飛び出さないようにする手前の作業を指すのです。
ときに挨拶状や招待券、当選した案内状といったものを入れたり、企業が販売する商品の宣伝用DMを発送するために「封入」する場合もあります。
主に、封筒に入るように考えてから書類の数を調べて封入するわけです。
「封緘」とは?
郵便物を封筒の中に入れた後、糊やテープで貼り付けて封を閉じる作業を「封緘」【ふうかん】といいます。
DMや手紙を封筒に入れた後、しっかり封して宛先ラベルを貼るので、あとは郵便ポストに投函するだけです。
企業の冊子や商品のチラシといった「封緘」を請け負う専門業者では、宛名情報を確かめて中に入れる印刷物が合っているか確かめて「封入」するので、何百とある大量の郵便物を適切に発送できます。
「封入」と「封緘」の違い
「封入」と「封緘」の違いを、分かりやすく解説します。
チラシや案内状、お知らせといった印刷物を折り畳むか、そのままOPP袋か既製封筒に入れる作業を「封入」といいます。
「封入」した後、封を閉じる作業を「封緘」といい、郵送している間に中身が飛び出さないようにするわけです。
雨が降ったり風が吹きつけても簡単には開かないよう糊でしっかり貼り付けます。
「封入」の例文
・『ビジネス書は上下を確かめてから封入するのがマナーだ』
・『広げたとき、用紙に書かれた文の始まりが上部になるよう封入する』
「封緘」の例文
・『専用の封緘機は宛名へ間違わずに封入できるので、信頼につながる』
・『挨拶状カードを封入して、封緘する作業を専門店に依頼した』
まとめ
DMやフライヤーといった郵便物を封書に入れて、糊付けまでする作業を指す言葉をご紹介しました。
封書に入れるか、封する作業を指すと覚えておきましょう。