この記事では、「背広」と「スーツ」の違いについて紹介します。
背広とは?
背広とは、男性用の上着と同じ布を使った一揃いのスーツのことをいいます。
本来はジャケット等の上着にベスト、ズボンの3つが揃ったものをいいますが、ベストは省かれることも多いです。
また、上着のみを背広という場合もあります。
正式には背広服といいますが、単に背広と呼ぶことが多いです。
なぜ背広と呼ぶようになったのかははっきり分かっていません。
イギリスのロンドンにあるサヴィル・ロウという通りの名からついたという説もあります。
この通りには高級紳士服店が軒を連ねていました。
スーツとは?
スーツとは、英語のSuitをそのまま日本語にしたものです。
同じ布で仕立てた上下揃った衣服のことをいいます。
男性の場合には上着とベスト、ズボンの組み合わせ一般的ですが、ベストは省かれることもあります。
女性用のレディーススーツは、上着にスカートかズボンという組み合わせになります。
また、就職活動用のスーツはリクルートスーツと呼んだりします。
色々なデザインがあり、使われる素材なども様々です。
カジュアルな雰囲気のスーツもあれば、フォーマルな雰囲気のスーツもあります。
背広とスーツの違い
背広とスーツは同じものを指しているので、違いはありません。
ただし、スーツには女性用が存在しますが、背広には女性用は存在しません。
背広は男性用の衣服になります。
背広が日本に伝わったのは幕末の頃とされ、男性が着るものでした。
その後、スーツという呼び名が普及し、背広はあまり使われなくなっていきます。
その頃には女性も働くことが一般的になっていたため、女性用のスーツもありました。
現在はスーツという呼び名の方が一般的になっており、背広というのは年配の世代に限られています。
まとめ
背広とスーツは同じものですが、背広は男性向けの衣服です。
スーツには男性向けのものだけではなく、女性向けのものもあります。
