「抽象的」と「曖昧」の違いとは?分かりやすく解釈

「抽象的」と「曖昧」の違い生活・教育

何を言われているのか、内容がよく分からないときは「抽象的」と言いますか、それとも「曖昧」と言いますか。

この記事では、「抽象的」「曖昧」の違いを分かりやすく説明していきます。

「抽象的」とは?

概念的で一般的なさま、事物を観念によって一面的にとらえ、実際のあり様から遠ざかっている様子を意味します。


「曖昧」とは?

はっきりしないこと、確かでないこと、ぼやけていることやそのような様子という意味です。

あやふやとも言います。

いかがわしいという意味で使うこともあります。


「抽象的」と「曖昧」の違い

「抽象的」「曖昧」の違いを、分かりやすく解説します。

「抽象的」「曖昧」は、両方ともよく分からずはっきりしないという意味では同じですが、使い方が違います。

「抽象的」な表現を「曖昧」と言い換えられますが、「曖昧」な表現を「抽象的」だとは言えない場合があります。

「抽象的」は物事を概念的に表現しているときに使い、「曖昧」はそれだけではなく、返答をあやふやにし、どっちか分からないようにした状態のときにも使います。

また、いかがわしいという別の意味で使うこともあり、「曖昧」は良い印象を与えることはあまりありませんが、「抽象的」は絵や思考の種類でも表現され、悪い印象を与えない場合もあります。

「抽象的」の例文

「抽象的」の例文を紹介していきます。

・『抽象的に説明する人は、あそこ、ここ、などの言葉が多く、何を言っているのか分かりません』
初心者に対して、経験者にしか分からないような表現でしか説明できない人は「抽象的」である可能性が高いでしょう。

「曖昧」に言い換えられます。

・『あなたは肩の力を抜いて、もっと抽象的思考を持つといいかもしれません』
抽象的思考とは複数の物事の共通点を見て、大きく考えることです。

一番重要なことを見出しやすくなり、選択肢を広げられます。

抽象的思考という一つの言葉なため、「曖昧」には言い換えられません。

・『彼はどこか、パーッと旅行に行きたいと言うだけで抽象的な返答です』 場所、日時などはっきり分からないことを言うときにも使えます。

「曖昧」にも言い換えられます。

「曖昧」の例文

「曖昧」の例文を紹介していきます。

・『私は飲み会に行きたくなかったため、その日は用事が入っていたかもしれないと、曖昧な返事しかしませんでした』
用事が入っていたかもしれないという表現は、「曖昧」ではあっても「抽象的」ではないため言い換えられません。

・『そんなに好きじゃないけれど別れたくないなど、曖昧なことを言ってもさらに相手を傷つけるだけです』
どっち付かずの返答なため、「抽象的」には言い換えられません。

・『彼女は曖昧茶屋と知らずに間違って入ってしまいました』
曖昧茶屋とは、普通の料理屋に見せかけて、売春婦などを置いている、いかがわしい店です。

まとめ

「抽象的」「曖昧」は両方ともはっきりしないという意味では同じですが、使い方が違います。

「抽象的」は物事を大きく捉えていて、良い印象を与える使い方もありますが、「曖昧」はそれだけではなく、どっち付かずの返答のときにも使い、いかがわしいという意味もあり、良い印象はあまりありません。

「抽象的」「曖昧」な返事はぼやけていて、早く白黒はっきりしてほしい人にとっては嬉しいことではありません。

すぐに答えられない場合は具体的に考えるから後で連絡すると言うだけでも相手は安心します。

思いやりをもって真摯に向き合うようにしましょう。