この記事では、「実働」と「稼働」と「実動」の違いを分かりやすく説明していきます。
「実働」とは?
「実働」とは、実際に労働することを言います。
「実働」を使った例文をいくつかご紹介します。
『私が勤めている会社の実働時間時間は1日8時間で、休憩が1時間です』、『今月は祝日が多かったこともあり、実働日数が少なかった』、『残業をしたが、実働時間に含まれるのか総務に問い合わせてみることにした』
「稼働」とは?
「稼働」とは、就労や、稼ぎ、働くことを表します。
または機械の運転のことを言います。
「稼働」が使われている例文をいくつか挙げてみます。
『この用紙に稼働時間の記入をお願いします』、『受注が大幅に増えたことで、供給を早めるために、機械をフル稼働して生産しています』、『長期休暇の時に、工場の機械の稼働をすべて停止し、点検、修理などのメンテナンスを行っています』「稼働」と似たような言葉は、「作動」や「動作」があります。
「実動」とは?
「実動」とは、実際に行動することや、運転することを意味します。
「実動」を用いた例文をいくつか見てみましょう。
『実動時に起こる問題を検証する』、『まずは実際に実動させてみることにした』、『実動期間の詳細な記録が必要になる』「実動」の類似語は、「運転」や「稼働」などがあります。
「実働」と「稼働」と「実動」の違い
「実働」とは実際に労働することです。
「稼働」は稼ぎ、働くことや機械の運転のことを意味します。
また、「実動」は実際に行動することや、運転することを言います。
「実働」と「実動」はどちらも動くことですが、「実働」は労働によって動く意味合いが強くなります。
「実働」と「稼働」は両方とも労働する意味がありますが、生産性を生み出して働いているのが「稼働」になります。
まとめ
「実働」や「稼働」、または「実動」の違いを知っておくことは、仕事をしていく上で必要になってくることがあります。
ワークライフバランスや働き方改革などが言われていますが、いまだにサービス残業や、過度の長時間労働などが問題となっています。
表面上には表れにくいこともあり、実際にはこれらの労働時間はもっと多いかもしれません。
職種によってはきちんと労働時間を決め、その中で働くことが難しい場合もあります。
ですが、何らかの方法で、きちんと休みを取ったり、労働時間を減らすなどの工夫が必要です。
また、人だけではなく、機械や車などに関しても、きちんとしたメンテナンスが必要です。
どちらもケアは重要ですし、ケアを十分に行うことで、より良い仕事をしていくことができるでしょう。
特に人の場合は体だけではなく、心のケアも重要になってきます。
また、仕事場では自分の能力を発揮しやすいような環境作りが必要です。
それには自己管理だけではなく、職場全体で働きやすい環境を作っていくことが重要になるでしょう。
そのためにも、まずは目の前のできることから始めていきたいものです。