この記事では、「動物園」と「サファリパーク」の違いを分かりやすく説明していきます。
「動物園」とは?
動物園とは、どうぶつえんという読み方をすべき言葉です。
漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事ですが、生物の1種で人間や鳥獣虫魚等の総称という意味の動物という漢字に、一定の目的でこしらえた区域や庭といった意味がある園の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。
だからこそ動物園は、世界各地から集められた様々な動物達を飼育し、娯楽や教育、調査といった目的で広く一般に見せる施設を表すのです。
「動物園」の言葉の使い方
動物園は、色々な動物を飼育して調査や研究を行いながら、一般にその動物達を公開する施設に使われる言葉となっています。
ただし基本的に動物園は、陸上で生活する動物を中心に集められた施設に対して使用される言葉です。
水中の動物を中心に集められた施設に対しては、動物園ではなく水族館という言葉が使われます。
「サファリパーク」とは?
サファリパークは、さふぁりぱーくという読み方をする言葉です。
文字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事でしょうが、アフリカでの狩猟や探検のための旅行という意味を持っているサファリの文字に、公園や遊園地等の意味を有しているパークの文字を加える事で完成した言葉となっています。
以上の事からサファリパークは、野生動物を放し飼いにした上で自動車に乗って動物達を観覧する仕組みの動物公園を示すのです。
「サファリパーク」の言葉の使い方
サファリパークは、バス等の車に乗り車中から動物の生態を観覧させる方式の動物園に対して用いられる言葉となっています。
多くは広大な敷地を持っており、そこに猛獣や大型動物等を放し飼いにし、車で移動しながらその生態を眺めるという施設です。
施設側が用意した専用のバスに乗って観覧する方式と、自家用車でそのまま乗り入れする方式と2種類あり、共にサファリパークという言葉を使って表現されます。
「動物園」と「サファリパーク」の違い
動物園とサファリパークは文字表記を見比べれば直ぐに、漢字とカタカナ表記であり、文字は全然違っている事に気付くはずです。
所がどちらも動物に関連した施設を表す言葉であるため、混同してしまう恐れは十分にあります。
ただし文字の違いにより、表現する意味にも違いを見出す事が出来るのです。
まず動物園は、様々な生きた動物を飼育し研究しながら、動物達を一般に公開している施設となっています。
一方のサファリパークは、動物園の1つの形態であり、動物達を放し飼いにした上でバス等の車に乗って車中から動物の生態を見せる施設を示す言葉です。
まとめ
2つの言葉は、どちらも動物に関連した施設を表す言葉となっています。
ですが使用されている文字が全然違っているため、表す意味には相違点を見出す事が可能です。
ちなみに動物園は、世界の各地から集めた動物達を飼育して調査、研究しながら、広く一般に観覧させる施設に対して使用される言葉となっています。
対するサファリパークは、広い敷地内に猛獣や大型動物を放し飼いにしつつ、車を使って車内から動物達の生態を観察するという施設です。
そのためサファリパークは、動物園に含める事が出来ます。