この記事では、「ジャンバー」と「ブルゾン」の違いや使い方、例文を分かりやすく説明していきます。
「ジャンバー」とは?
ゆったりしているため動きやすく、丈夫で切れにくいので体を動かす現場の作業着として採用されているのが「ジャンバー」です。
腰ほどまでのかなり短い丈と、袖周りに余裕があるので手を上げたり下げたりするのが容易に出来るのも魅力的な上着になります。
工事現場の作業員やバイク運転手、冬の寒い季節にとても活躍する上着であり、風を通さない素材を使っていたり、切れにくいのでよく動く場所でも活躍します。
それでいて軽いので、体に負担をかけずに楽に動けるばかりでなく、動くほど体温によって熱が内側にこもり、暖かく感じる効果を得られるのが魅力的です。
作業着として着られる「ジャンバー」はゴムで袖を絞り、ずれにくいよう工夫してあるので腕にフィットするため作業しやすく、中に砂や埃が入りにくいのも利点です。
元々は運転手が着用していたものがその着易さと軽さから選ばれた上着でもあります。
お洒落として着る「ジャンバー」も数多くあり、ナイロンや革を用いたものはクールな印象で決めたいときに着たり、スタジアムジャンバーは大学生や野球が好きな人が、街でも個性的に着こなしたいと選びます。
「ブルゾン」とは?
腰よりも少し下あたりの着丈である上着を「ブルゾン」と呼び、袖を絞ったブラウスという意味を持ちます。
コートのように堅苦しくなく普段に着れて、それでいて暖かいので海や川、山などアウトドアにお洒落を取り入れて着て行けるのが魅力的です。
スポーツ選手がグラウンドで着たり、観戦する人が着て行くなど、寒い外でもさりげなく着れる「ブルゾン」は全体的にゆったりしているためとても動きやすく、太めの人でも着易いと選ばれています。
ポリエステル素材で軽いものや、襟や袖、裏にボアが付いているもの、フードがあるので頭まですっぽりと覆うタイプなど急な雨や雪にも対応する様々な種類があり、着て行く場所や用途に応じて選べるわけです。
もこもこしたボア素材は軽く、保温性にも優れていますし、中綿入りは軽いポリエステル素材で雨を浸透させず、冷たい風を通しません。
裏と表を入れ替えると2つのお洒落を楽しめるリバーシブルから前をジップで閉じられるものなら胸やお腹を風からしっかり遮断できます。
「ジャンバー」と「ブルゾン」の違い
「ジャンバー」と「ブルゾン」の違いを、分かりやすく解説します。
17世紀に誕生した「ジャンバー」は、ジャケットとは別のものとしてジュープと呼び、変化してジャンプになり、19世紀半ばには現場の作業着からさらに着易くしたものをこのように呼ぶようになりました。
「ジャンバー」には丈夫で汗を吸い取るデニムや、独特な刺繍が施されたサテン素材のスカジャン、飛行場や基地で作業する人の作業服として活躍するMA-1などがあり、今では個性を主張する上着として選らばれています。
過酷な環境にも適応する丈夫な素材を採用し、若い人が格好良く着れるよう腰部分までの短い丈になっています。
もう一方の「ブルゾン」は腰下であったり、お尻が隠れるほどの丈もあり、フードが付いていたり、襟を立たせられるなど「ジャンバー」よりも冷たい風を遮る効果が高いデザインであるものが多く、冬の寒い時期でのスポーツ観戦にも対応できるよう考えて作られています。
腰からお尻の真ん中、太ももの上までのオーバーサイズなど様々な丈から選べるのが楽しいところです。
最近は色も柄も多様になり、ピンクやチェック、2色使いなどより自分好みから選べるようになっており、毎日の生活にさりげなく着て楽しめるようになっています。
まとめ
どちらもコートよりは丈が短めでカジュアルに着こなせる上着であり、素材や色も豊富に揃うところがより自分が求めているものを選べるところです。
自分に似合う色や柄から選んでみたり、用途に合うものを選び、うまくコーディネートして素敵な着こなしを取り入れてみるのもいいでしょう。