「強靭」と「狂人」の違いとは?分かりやすく解釈

「強靭」と「狂人」の違い生活・教育

この記事では、「強靭」「狂人」の違いを分かりやすく説明していきます。

「強靭」とは?

しなやかで丈夫であること、柔軟で最後までやり通そうとすること、またそのさまという意味です。

精神的なもの、肉体的なもの、物質などについていいます。

精神的なものについてだと、何かがあってもすぐに心が折れてしまうといったことがないさまをいいます。

スポーツをしていて、思うように結果がでなかったとします。

自分の思うとおりにならないと、あきらめたくなる人もいることでしょう。

怪我をすることもあるかもしれません。

怪我をしたらもうスポーツ選手としてはやっていけないと、あきらめることもあるでしょう。

しかし、この言葉が指す人は、思うような結果がでなくても、怪我をしてしまっても、すぐにあきらめることはありません。

自分が目指すものに向かって最後までやり通そうとします。

肉体についてだと、プロスポーツ選手のものがこれにあたります。

筋肉が発達しており、見た目から強そうな感じがします。

実際に一般の人よりも丈夫な体をしています。


「強靭」の使い方

粘り強いことや、しなやかで強いことを指して使用をします。

精神について、肉体について、物質についてなど、さまざまな事柄に使用されます。


「狂人」とは?

精神が正常ではない人のことです。

正常な精神とはどういったものなのか定義は難しいですが、世間一般の多くの人たちとは違った、理解しがたい精神状態である人をこの言葉は指しています。

たとえば、「13日の金曜日」シリーズに登場するジェイソンは、この言葉が指すものにあてはまるでしょう。

次々と殺害をし、普通の人には理解することができません。

普通なら殺害は悪いことだとわかり、人を殺すことはありません。

異常な精神状態といえそうです。

「狂人」の使い方

精神状態が普通とは違っている人を指して使用する言葉です。

異常とまではいかなくても、自分が理解できない人を指してこの言葉を使うことがあります。

よい意味では使わない言葉です。

人についてをいい、動物のことはいいません。

「強靭」と「狂人」の違い

どちらも「きょうじん」と読みますが、意味は異なります。

前者は強いこと、すぐにはあきらめないで最後までやり通そうとすることや、そのさまをいいます。

人のことだけでなく、物質についても使われます。

後者は精神状態についての言葉で、普通とは違った理解しがたい精神状態の人をいいます。

人に対してだけ使われます。

「強靭」の例文

・『強靭な肉体の持ち主』
・『強靭な精神を持つ』
・『強靭な心の持ち主』
・『強靭で簡単には折れない』

「狂人」の例文

・『狂人だといわれる』
・『狂人だと扱われる』
・『狂人だけれど憎めない』
・『大声で喚き散らす狂人』

まとめ

読み方は同じですが意味は異なり、一方はしなやかで丈夫なこと、もう一方は普通とは違った精神の人を指しています。