日本には数多くの観光スポットが存在します。
国外からも毎年多くの観光客が訪れ、人気の観光地では日本語よりも外国語の方が多く聞こえる、なんてこともままあります。
京都なんかがその代表でしょうか。
秋になると紅葉が見ごろの行楽地となります。
観光地と行楽地、よく似ていますがその言葉の違いはどこにあるのでしょう。
この記事では、「行楽地」と「観光地」、それに合わせて「リゾート地」との違いも分かりやすく説明していきます。
「行楽地」とは?
野外に出かけたり遊びに出たりすることを行楽と言います。
つまり行楽地とはそういうレジャー活動に適した環境の場所を指します。
ピクニック、紅葉狩り、バーベキュー、アスレチック遊びなどの野外活動が出来る場所がこれに当たります。
「観光地」とは?
対して観光はそこにある景色や建物を遊覧して楽しむことを言い、観光地は訪れる観光客を宿泊面や交通面で受け入れられる態勢を整えた場所のことを指します。
観光地と呼ばれる場所は、訪れるひとたちから得られる収入が主に地域経済の基盤になっていることが多いようです。
「リゾート地」とは?
1987年に制定されたリゾート法によると、リゾート地とは「国民が多様な余暇活動を楽しめる場」と定義されています。
再びという意味の英語『re』と、フランス語で出かけるという意味の『sortir』の略である『sort』が合わさった言葉で、「何度も通う場所」という意味があります。
観光地との違いは同じ場所に長期滞在するというところにあり、ゆっくりとした時間を過ごすことを前提に作られているのがリゾート地なのです。
「行楽地」と「観光地」と「リゾート地」の違い
このみっつの言葉の違いをまとめると、やはりその地に訪れる目的の違いにあると思います。
行楽地では自然の中で身体を動かすことがメインになります。
山の景色を楽しみながらハイキングをしたり、川遊びを楽しんだり。
遊園地やレジャー施設なども行楽地にあたります。
観光地はその土地にある名所を訪れ楽しむところです。
寺や仏閣、神社など古くからある建物を見て回ることが主な楽しみ方になります。
最近ではインスタ映えという言葉もあるように、若者たちが美しい写真を撮るために様々な観光地を訪れています。
観光地側もそれに合わせて「写真映え」する飾りや看板を新たに設置したりするなど様々な工夫をし、昔ながらの施設だけではなく新たな観光スポットも続々と増えているようです。
リゾート地は街の喧騒から離れてゆったり過ごすことを目的とした場所です。
避暑地と呼ばれる軽井沢などがその例です。
行楽地や観光地と違うのは、リゾート地は長期休暇の間をおなじ場所で過ごすことを前提として作られていることがほとんどというところです。
リゾートホテルを例にするとホテル内で遊びも食事もショッピングも全て済ませられるようになっており、滞在中外に出る必要がないという部分がリゾート地の大きな特徴でしょうか。
まとめ
いかがだったでしょうか。
行楽地と観光地とリゾート地ではそれぞれ楽しみ方が変わってきます。
長期休暇でお出かけをする際はその点に注目し、有意義な時間を過ごせるようプランを練ってみるとよいのではないでしょうか。