「置き換える」と「入れ替える」の違いとは？使い方や例文も徹底的に解釈

この記事では、「置き換える」と「入れ替える」の違いを分かりやすく説明していきます。

「置き換える」と「入れ替える」の違い
1. 「置き換える」と「入れ替える」の使い方の違い
2. 「置き換える」と「入れ替える」の英語表記の違い
「置き換える」の意味
「入れ替える」の意味
まとめ

「置き換える」と「入れ替える」の違い

「置き換える」と「入れ替える」の違いについて紹介します。

「置き換える」と「入れ替える」の使い方の違い

「置き換える」は、「元と同等の人や物をあてがうこと」「場所を変えること」に使われます。

そこの新しく置かれる物を主体にした言葉です。

「入れ替える」は、「今まで内側にあったもの外に出し、代わりのものを入れること」「2つの物の場所を変えること」に使われます。

元の物と、新しい物両方を主体にした言葉です。

「置き換える」と「入れ替える」の英語表記の違い

「置き換える」の英語表現は以下の通りです。

1つ目は「replace」で、英語でも「置き換える」という意味です。

“This should be replaced with another one.”
(これは他のものと置き換えられるべきだ)
2つ目は「change」で、単純に「変える」という意味です。

“Why don’t you change this word with another one?”

(ここは違う言葉に置き換えた方がいいんじゃないですか?)
「入れ替える」の英語表現は以下の通りです。

1つ目は「change」で、「置き換える」「入れ替える」どちらにも使えます。

“Please change the chart with updated one.”
(スライドを修正版と入れ替えて下さい)
2つ目は「swap」で「交換する」という意味です。

“I swapped out the content of the bottles.”
(私はボトルの中身を入れ替えました)

「置き換える」の意味

「置き換える」は「おきかえる」と読み、以下の2つの意味があります。

1つ目は「物をどかして、同等の物をその後に置く」という意味です。

元ある人や物を移動させて、同じ機能や役割を果たす人や物をそこに配置することを言います。

2つ目は「ある物の置き場所を他に移すこと」という意味です。

そこにある物を移動させて、他に配置することを言います。

上記に共通するのは「何かをある場所に置く」という意味です。

「置き換える」の使い方

「置き換える」は、「人や物をどかして、そこに新たなものを置くこと」「単に移動させること」に使われます。

「置き換える・置き換えた」と動詞として使われる他、副詞として「置き換えて」と使われたり、名詞として「置き換え」と使われます。

基本的に新しく置かれる人や物が「元の人や物と同じ物、または同程度の価値であること」に使われる表現です。

「置き換える」を使った例文

・『この部分はもう少し遠まわしな表現に置き換えられないか』
・『アレルギーがあるので、部屋の花瓶を絵画に置き換えた』
・『一食置き換えるだけで簡単にダイエットできます』
・『動線の都合でパソコンの場所を置き換えてみた』
・『彼女は営業職に置き換えられてから見事に才能が開花した』

「置き換える」の類語

・「差し替える(さしかえる)」
「あるものをやめて、代わりに他の物にすること」という意味です。

・「挿げ替える(すげかえる)」
「人形の首などを挿し込んで替えること」から転じて、「さっと取り変える様子」という意味です。

「置き換える」の対義語

・「固定する(こていする)」
「その場所から動かない様にしっかりと留めること」という意味です。

「入れ替える」の意味

「入れ替える」は「いれかえる」と読み、以下の2つの意味があります。

1つ目は「入っている物や人を取り出して、代わりの人や物を入れること」という意味です。

中の人や物を出して、他の人や物を入れることを言います。

2つ目は「入れる場所を変えること」という意味です。

その物自体を入れる場所を移動することを言います。

上記に共通するのは「何かをある物や場所の中に入れる」という点です。

「入れ替える」の使い方

「入れ替える」は、「入っている人や物を取り出して代わりを入れること」「入れる場所を変えること」に使われます。

「入れ替える・入れ替えた」と動詞として使われたり、副詞として「入れ替えて」と使ったり、名詞として「入れ替え」と使ったりします。

基本的に「元の人や物と違う働きや効果があるものも含む時」に使われる表現です。