この記事では、「解く」と「溶く」と「説く」の違いを分かりやすく説明していきます。
「解く」とは?
「解く」は「とく」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「結んだり、縛ったりしているものを緩める」という意味で、まとめてある部分を緩めて分け離すことを言います。
2つ目は「筋道をたどって解答を出す」という意味で、問題を考えて正解を導き出すことを言います。
3つ目は「もつれたものを元に戻す」という意味で、からまったものを直すことを言います。
4つ目は「命令・制約・任務などから解放する」という意味で、束縛している状態から自由にすることを言います。
5つ目は「心のわだかまりをスッキリさせる」という意味で、モヤモヤしている気持ちをスッキリさせることを言います。
上記に共通するのは「ゆるめて自由にする」という意味です。
「解く」の使い方
「解く」は動詞として「解く・解いた」という意味で使われたり、副詞として「解いて」と使われたりします。
基本的に、縛りがあったり、まとめているものを、ゆるめて別々にしたり、自由にしたりすることを言います。
「解く」の例文
・『プレゼントの包みを解いた』
「溶く」とは?
「溶く」は「とく」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「液体に他の固形物や粉末を混ぜて同一にする」という意味で、2つの物を混ぜて液体化することを言います。
2つ目は「分離しているものを混ぜて均一化させる」という意味で、元々別れているものを1つの液状にすることを言います。
上記に共通するのは「まぜて液体化する」という意味です。
「溶く」の使い方
「溶く」は動詞として「溶く・溶いた」と使われたり、副詞として「溶いて」と使われたりします。
基本的に、液体に別のものを混ぜて同一化させることに使われる言葉です。
「溶く」の例文
・『卵を溶いてスクランブルエッグを作った』
「説く」とは?
「説く」は「とく」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「ものごとの道理や筋道を諭す」という意味で、よく理解できる様に話すことを言います。
2つ目は「ものごとの事情をしっかり説明する」という意味で、相手を納得させる様に話すことを言います。
3つ目は「うんちくを話す」という意味で、あるものごとについて自分の見解を話すことを言います。
上記に共通するのは「よく分かる様に話す」という意味です。
「説く」の使い方
「説く」は動詞として「説く・説いた」と使われたり、副詞として「説いて」と使われたりします。
基本的に、相手がよく理解できる様にしっかりと話して聞かせることに使われる言葉です。
「説く」の例文
・『リモートワークの必要性を説く』
「解く」と「溶く」と「説く」の違い
「解く」は「縛りがあったり、まとめているものを、ゆるめて別々にしたり、自由にしたりすること」という意味です。
「溶く」は「液体に別のものを混ぜて同一化させること」という意味です。
「説く」は「相手がよく理解できる様にしっかりと話して聞かせること」という意味です。
まとめ
今回は「解く」と「溶く」と「説く」について紹介しました。
「解く」は「バラバラにする」、「溶く」は「混ぜて液体化する」、「説く」は「よく分かる様に話す」と覚えておきましょう。
