みなさんは「選出」と「決定」と「選定」という言葉がどのような意味を持っているかご存知でしょうか?
そこでこの記事では、「選出」と「決定」と「選定」の違いを分かりやすく説明していきます。
「選出」とは?
「選出」は「せんしゅつ」という読み方をします。
この「選出」は「多くのものの中から目的に合うものをえり抜いて取り出す」、あるいは「選び出す」「選ぶことを始める」という意味を持っています。
「選出」の例文
では、ここで「選出」の例文を見てみることにしましょう。
・『来月のスピーチ全国大会に向けて、わが校から3人の学生を選出することにしました』
・『今回、代議員に選出された人たちは経験も豊富なので、よりよい打合せができると思われます』
「決定」とは?
「決定」は「けってい」という読み方になります。
この「決定」は「はっきりときめること」や「はっきりきまること」という意味があります。
「決定」の例文
では、ここで「決定」の例文を挙げてみることにしましましょう。
・『会議での決定事項は会社を左右する重要な内容のものだ。社員全員に徹底させるように指示を出してくれ』
・『会議がかなり長引いているけど、中々決定しないようだね。このままだとマズイな』
「選定」とは
「選定」は「せんてい」という読み方をします。
この「選定」は「多くのものの中から選んでそれにきめること」を指しています。
「選定」の例文
「選定」の例文を見てみましょう。
具体的には以下のようなものが挙げられます。
・『今回、選定された商品は当社の中でも最も機能が充実したものばかりです。他社と引けを取りません』
・『どの人も優劣つけがたいんだ。優勝者を選定するには、もう少し時間がかかりそうだ』
「選出」と「決定」と「選定」の違い
では、ここで「選出」と「決定」と「選定」の違いを見ていきましょう。
どのような違いがあるのでしょうか?
前述の通り「選出」は「多くのものの中から目的に合うものをえり抜いて取り出す」という意味を持っていました。
「決定」は「はっきりときめること・きまること」であり、「選定」は「多くのものの中から選んでそれにきめること」という意味になります。
このことから要約すると、「選出」は「選び出すこと」、「決定」は「物事を決めること」、「選定」は「選んで定めること」という違いがあるのです。
まとめ
ここまで「選出」と「決定」と「選定」の意味や違いを説明していました。
この3つの言葉は仕事をしている中でよく出て来る言葉の類です。
そのために各々の意味がどのようなものなのか、そしてどんな違いがあるかをしっかりとチェックして間違いのないようにしておかなければなりません。
人を選ぶ・商品やサービスを選ぶようなことはビジネスの世界では当たり前のように行われていますので、これらの言葉もそれについて回ることもあり、十分に注意することが大切です。