この記事では、「上手い」と「美味い」と「旨い」の違いを分かりやすく説明していきます。
「上手い」とは?
「上手い」は「うまい」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「ものごとをする技術が優れていること」という意味で、人と比べてすることが巧みであることです。
2つ目は「手際がよいこと」という意味で、要領よくものごとを進められることです。
3つ目は「人間関係が良好に保てる」という意味で、特に異性と仲良くしている様子のことです。
上記に共通するのは「巧みにこなす」という意味です。
「上手い」は「上手(じょうず)」が変化した言葉で、ものごとが器用にできる様子から使われる様になりました。
「上手い」の使い方
「上手い」は形容詞として使われたり、副詞として「上手く」と使われたり、名詞として「上手さ」と使われたりします。
基本的に、ものごとが巧みにできて、良い状態を保てることに使われる言葉です。
「上手い」の例文
・『彼女は昔から絵が上手くマンガ家になった』
「美味い」とは?
「美味い」は「うまい」と読みます。
意味は「食べ物などの味が良いこと」という意味で、料理や自然の空気など、味や風味が良いと感じることです。
「美味い」は「美味しい(おいしい)」が変化して使われる様になった言葉で、辞書に項目としては載っていません。
「美味い」の使い方
「美味い」は形容詞として使われたり、副詞として「美味く」と使われたりします。
基本的に、食べ物や空気など、味や風味が良いことに使われる言葉です。
「美味い」の例文
・『ここのラーメンはとにかく美味い』
「旨い」とは?
「旨い」は「うまい」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「風味があって味わいが良い」という意味で、「美味い」とも書きます。
2つ目は「手際が良い」という意味で、「上手い」とも書きます。
3つ目は「自分にとって都合が良い」という意味で、状況や流れなどが自分に有利な様子のことです。
上記に共通するのは「自分にとって好ましい」という意味です。
「旨い」の使い方
「旨い」は形容詞として使われたり、副詞として「旨く」と使われたり、名詞として「旨さ」と使われたりします。
基本的に、食べ物の味が良いことや、転じてものごとが好ましい状態であることに使われる言葉です。
「旨い」の例文
・『このお酒は辛口で非常に旨い』
「上手い」と「美味い」と「旨い」の違い
「上手い」は「ものごとが巧みにできて、良い状態を保てること」という意味です。
「美味い」は「食べ物や空気など、味や風味が良いこと」という意味です。
「旨い」は「食べ物の味が良いこと」「転じてものごとが好ましい状態」という意味です。
まとめ
今回は「上手い」と「美味い」と「旨い」について紹介しました。
「上手い」は「巧みで手際がいい」、「美味い」は「味が良い」、「旨い」は「味が良い」「好ましい」と覚えておきましょう。