「謳歌」と「満喫」と「享受」の違いとは?分かりやすく解釈

「謳歌」と「満喫」と「享受」の違い生活・教育

この記事では、「謳歌」「満喫」「享受」の違いを分かりやすく説明していきます。

「謳歌」とは?

「謳歌」とは、あることに対して、声を揃えて、褒めたたえることという意味です。

または、周りを気にせず、幸せを喜び、声に出したりして、大いに楽しむことを言います。

「謳歌」の例としては、『青春時代を謳歌する』、『平和を謳歌する』、あるいは『人生を謳歌する』などが挙げられます。

「謳歌」の類語は、「賛辞」「賛美」「絶賛」、または「褒めたたえる」などがあります。


「満喫」とは?

「満喫」とは、十分に飲食をすることです。

他にも、十分に味わったり、堪能することを言います。

「満喫」の例文をいくつか挙げてみます。

『海の幸を満喫した』、『秋の味覚を満喫した』、『大自然を満喫した』、『海外旅行を満喫する』、『ひとりの時間を満喫する』などです。

また、「満喫」と似たような言葉では、「満足」「充足」「満ち足りる」、他には「満悦」などがあります。


「享受」とは?

「享受」とは、権利や位などを受け入れて満足することを言います。

また、芸術などを味わったり、楽しんだりすることです。

「享受」を使った言葉をいくつかご紹介します。

『自由を享受する』、『幸福を享受する』、『恩恵を享受する』などがあります。

また、「享受」の類義語は、「恩恵を受ける」「利益を得る」「賞味」、さらには「楽しむ」などです。

「謳歌」と「満喫」と「享受」の違い

「謳歌」とは、声を揃えて褒めたたえるという意味があります。

また、幸せや喜びを隠さず、大いに楽しむことを言います。

「満喫」は、十分に食べたり飲んだりすることを言います。

さらに広い意味で、十分に味わい、堪能すると言う意味があります。

「享受」は、何らかの利益を受け入れて、満足することです。

他にも、芸術を味わい、楽しむと言う意味があります。

どの言葉も満足したり、楽しんだりする点が共通していますが、そうなる対象がそれぞれ異なるので、その点が違っていると言えます。

まとめ

同じ状況でも、それで幸福感を得られたり、満足できるかは人それぞれです。

充実した人生を送るためにも、「謳歌」「満喫」、あるいは「享受」などを得られるような体験をしていきたいものです。

そのためにも、自分にとってどんなことが楽しく、幸福を感じたり、満足できるのかを見つけることが必要かもしれません。

物事に対して、その中で自分にとってプラスになったり、良いと思えるようなことに目を向けていくことが大切でしょう。

さらに、ずっと同じ物事に対して、幸福感を得られる人もいますが、その対象が変わっていく人もいます。

大切なのは今、自分がリラックスできたり、心地良くいられるかどうかです。

ですが、時には周りに影響を受け、気分が良くない時もあるかもしれません。

しかし、常に本当の自分の気持ちに目を向け、できるだけ気分良くいられるような思考や選択をしていきたいものです。