「助ける」と「守る」の違いとは?使い方や例文も徹底的に解釈

「助ける」と「守る」の違い生活・教育

この記事では、「助ける」「守る」の違いを分かりやすく説明していきます。

「助ける」と「守る」の違い

「助ける」「守る」の違いについて紹介します。


「助ける」と「守る」の使い方の違い

「助ける」「困っている人に対して、何らかの形で支援したり、直接手を貸すこと」という意味です。

「守る」「好ましくないことが起きたり、影響を受けない様に防ぐこと」という意味です。


「助ける」と「守る」の英語表記の違い

「助ける」は英語で「help」と言い、「ヘルプ」と日本語にもなっています。

・『She helped me to write a letter in English. 』(彼女は私が英語で手紙を書くのを助けてくれた)「守る」は英語で「save」と言い、「せーヴ」と日本語にもなっています。

・『You should save money for your future. 』(君は将来の為にお金を貯めるべきだ)

「助ける」の意味

「助ける」「たすける」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「力を貸して困難な状態から逃れさせること」という意味で、危険な状態になった時に力を貸して救うことを言います。

2つ目は「経済的に困窮している人に対して金品を与えて救うこと」という意味で、実際に金品を渡して支援することを言います。

3つ目は「不足している部分を補ってあげること」という意味で、ものごとがスムーズに進むように手を貸すことを言います。

4つ目は「より効果的な状態にする」という意味で、促してより良い状態にすることを言います。

5つ目は「不安定な体勢を支える」とく意味で、一人で移動するのが困難な人を支える様子を言います。

上記に共通するのは「困っている人に手を貸す」という意味です。

「助ける」の使い方

「助ける」「力を貸して困難な状態から逃れさせること」「経済的に困窮している人に対して金品を与えて救うこと」「不足している部分を補ってあげること」「より効果的な状態にする」「不安定な体勢を支える」という意味で使われます。

動詞として「助ける・助けた」「助けられる・助けられた」と使われたり、副詞として「助けて」と使われたり、名詞として「助け」と使われたりします。

基本的に、困っている人に対して、何らかの形で支援したり、直接手を貸す時に使われる言葉です。

「助ける」を使った例文

・『川辺でバーベキュー中におぼれている子を見つけて助けた』
・『東日本大震災で仮設住宅住まいになった被災者を助けてあげたい』
・『後輩が困っていたので知恵を貸して助けてあげた』
・『飲み会で暴飲暴食してしまったので、消化を助ける薬を飲んだ』
・『駅で転んで動けなくなっている高齢者を助けて駅員室に連れて行った』

「助ける」の類語

「手伝う(てつだう)」「人の仕事に手を貸して一緒に働くこと」「ある原因の上にさらに重なる原因のこと」という意味です。

「先輩が残業していたのでデータ入力を手伝ってあげた」などと使われます。

「補助(ほじょ)」「足りない部分を補ってあげること」という意味です。

「歩行が不自由な人をもっと補助する為の高性能な車いすを作りたい」などと使われます。

「助ける」の対義語

「妨げる(さまたげる)」「ものごとの進行に支障が起こるようにじゃますること」という意味です。

「快適な睡眠を妨げる要素となるものに、寝る前のスマホがあると言われている」などと使われます。

「守る」の意味

「守る」「守る」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「あるものに害が及ばない様に防ぐ」という意味で、悪い影響を与えない様に行動することを言います。

2つ目は「規則や決まりに従う」という意味で、既に決まっていることをたがえない様にすることを言います。

3つ目は「球技で相手の攻撃に備える」という意味で、点数を取られない様に動くことを言います。

4つ目は「目を離さないこと」という意味で、好ましくないことをしない様に見張ることを言います。

5つ目は「様子を見定める」という意味で、どの様な状態なのか見極めることを言います。

上記に共通するのは「好ましくない状態にならない様にする」という意味です。

「守る」の使い方

「守る」「あるものに害が及ばない様に防ぐ」「規則や決まりに従う」「球技で相手の攻撃に備える」「目を離さないこと」「様子を見定める」という意味で使われます。

動詞として「守る・守った」「守られる・守られた」「守りに入る・入った」などと使われたり、副詞として「守って」と使われたり、名詞として「守り」と使われたりします。

基本的に、好ましくないことが起きたり、影響を受けない様に防ぐ時に使われる言葉です。

「守る」を使った例文

・『巧妙なオレオレ詐欺から高齢者を守ろう』
・『夜道で暴漢に襲われた時の為に、女性でも身を守る術を知っておいた方がいい』
・『友達から信頼されるのは、ノリが良い人よりも約束を必ず守る人だ』
・『恩師の教えを守って分からないことにイエスと答えない様にしている』
・『ピッチャーを交代したが、ベンチに戻らずそのまま外野を守る様に言われた』

「守る」の類語

「保つ(たもつ)」
「ある状態を変えない様にする」「損なわれたり乱れたりしないように持ちこたえる努力をする」「ある状態が変わらず長く続く」「自分の所有物にする」という意味です。

「この冷凍食品は長時間鮮度を保てる様に急速冷凍加工により製造されています」などと使われます。

「持続(じぞく)」
「ある状態がそのまま続くこと」という意味です。

「この錠剤は長時間効果が持続する様に二重構造になっている」などと使われます。

「守る」の対義語

「攻める(せめる)」
「戦争や試合などで自ら進んで戦いをしかけること」「ものごとを無難にすませず、積極的にしかける」という意味です。

「試合は最後まで攻める姿勢を見せることが大切だ」などと使われます。

まとめ

今回は「助ける」「守る」について紹介しました。

「助ける」「困難な人に手を貸す」「守る」「悪いことが起きない様に防ぐ」と覚えておきましょう。