この記事では、「郵送」と「送付」と「配送」の違いを分かりやすく説明していきます。
「郵送」とは?
「郵送は「ゆうそう」と読みます。
意味は、「日本郵便のサービスを利用して物を送ること」です。
「日本郵便」とは、手紙やはがき、印刷物や荷物などを、送り主から預かり、宛先に指定された住所へ送り届ける通信事業のことです。
日本では明治4年に前島密により確立され、2007年に民営化され「日本郵政グループ」になりました。
現在では預金や保険など金融事業も取り扱っています。
「郵送」の使い方
「郵送」は名詞として「郵送する・した」「郵送される・された」「郵送で済ませる」などと使われます。
基本的に、日本郵便のサービスを利用して、手紙や荷物などを送ることに使われる言葉で、宅配業者を利用して物を送る時には使われません。
「郵送」の例文
・『履歴書と職務経歴書を郵送する』
「送付」とは?
「送付」は「そうふ」と読みます。
意味は「書類や軽い荷物などを、人に送り届けること」という意味で、書類やチケットなど、封筒に入るものを相手に送り渡すことです。
「送」は「おくる」と読み「人や物を別の場所に運び移す」という意味、「付」は「つける」とも読み、「寄せる」「届ける」という意味、「送付」で「物を別の場所に運び届けること」になります。
「送付」の使い方
「送付」は名詞として「送付する・した」「送付される・された」「送付済」などと使われます。
基本的に、書類やカードなど、薄くて軽いものを人に送り届けることに使われる言葉で、どのサービスを利用するかまでは特定されていません。
「送付」の例文
・『市役所に給付金の申請書を送付する』
「配送」とは?
「配送」は「はいそう」と読みます。
意味は「相手の元まで運んで届けること」で、相手意に元まで届けるという意味がメインです。
「配」は「くばる」とも読み「割り当てる」という意味、「配送」で、「物を別の場所に割り当てて運び届けること」になります。
「配送」の使い方
「配送」は名詞として「配送する・した」「配送される・された」「配送済」「配送業者」などと使われます。
基本的に、荷物を相手のいる場所まで運んで届けることにつかわれる言葉で、利用する業者やサービスまでは特定されていません。
「配送」の例文
・『ネットスーパーで注文された商品を配送する』
「郵送」と「送付」と「配送」の違い
「郵送」は「日本郵便のサービスを利用して、手紙や荷物などを送ること、宅配業者には使われない」という意味です。
「送付」は「書類やカードなど、薄くて軽いものを人に送り届けることに、どのサービスを利用するかは関係ない」という意味です。
「配送」は「荷物を相手のいる場所まで運んで届けること、利用する業者やサービスまでは特定されない」という意味です。
まとめ
今回は「郵送」と「送付」と「配送」について紹介しました。
「郵送」は「郵便で送る」、「送付」は「書類を送る」、「配送」は「荷物を送り届ける」と覚えておきましょう。