この記事では、「直す」と「修理する」と「治す」の違いを分かりやすく説明していきます。
「直す」とは?
「直す」は「なおす」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「元の良い状態に復活させる」という意味で、いちど損なわれたものを正しい状態にすることです。
2つ目は「元通りに役立つようにする」という意味で、破損した部分に手を加えて使える様にすることで、「修理する」の口語的な表現です。
3つ目は「好ましい状態に整える」という意味で、より良い状態に調整することです。
4つ目は「適切な状態に改める」という意味で、誤りを正すことです。
5つ目は「対応するものと置き換える」という意味で、文字や数字などを同じ意味で置き換えることです。
上記に共通するのは「適切な状態にする」という意味です。
「直す」の使い方
「直す」は「元の良い状態に復活させる」「元通りに役立つようにする」「修理する」「適切な状態に改める」「対応するものと置き換える」という意味で使われます。
基本的に、良好な状態になる様に整えることに使われる言葉です。
「直す」の例文
・『書類の文字の間違いを直す』
「修理する」とは?
「修理する」は「しゅうりする」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「壊れたり弱くなった部分に手を加えて、再び使用できる様にすること」という意味で、破損したり古くなったものを、専門的な知識や技術を使って元通りに使える様にすることです。
「修理する」の使い方
「修理する」は名詞「修理」と動詞「する」が組み合わさってできた言葉です。
動詞として「修理する・した」と使われたり、副詞として「修理して復活させる」などと使われます。
基本的に、壊れたり古くなったものを、専門的な技術により元通り使える様にすることに使われる言葉です。
「修理する」の例文
・『車のエンジンを修理する』
「治す」とは?
「治す」は「なおす」と読みます。
意味は「病気やケガを回復させること」で、負傷や病気などが、医療や自然治癒力により良くなることです。
「治す」の使い方
「治す」は動詞として「治す・治した」と使われたり、副詞として「病気を治して復帰する」などと使われます。
基本的に、ケガや病気を治療したり自然に回復させたりして、元の健康な状態に戻すことに使われる言葉です。
「治す」の例文
・『ゆっく静養して早く病気を治す』
「直す」と「修理する」と「治す」の違い
「直す」は「良好な状態になる様に整えること」という意味です。
「修理する」は「壊れたり古くなったものを、専門的な技術により元通り使える様にすること」という意味です。
「治す」は「ケガや病気を治療したり自然に回復させたりして、元の健康な状態に戻すこと」という意味です。
まとめ
今回は「直す」と「修理する」と「治す」について紹介しました。
「直す」は「整える」、「修理する」は「技術を使って回復させる」、「治す」は「健康を回復させる」と覚えておきましょう。
