この記事では、「冷たい」と「寒い」と「涼しい」の違いを分かりやすく説明していきます。
「冷たい」とは?
「冷たい」は「つめたい」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「温度が低くく感じられる」という意味で、体温よりもかなり低く、ひんやりと感じることです。
2つ目は「思いやりがなくつっけんどんな様子」という意味で、相手をないがしろにする態度を取ることです。
上記に共通するのは「ひんやりしている」という意味です。
「冷たい」の使い方
「冷たい」は形容詞として使われたり、副詞として「冷たく」と使われたり、名詞として「冷たさ」と使われたりします。
基本的に、温度が低い様子から転じて、相手をないがしろにする様な態度を取ることに使われる言葉です。
「冷たい」の例文
・『冷たい水を飲んで生き返った気持ちになった』
「寒い」とは?
「寒い」は「さむい」と読み、主な意味は以下の通りです。
1つ目は「温度が低くて不快に感じる」という意味で、温度が低いだけではなく、何か着ないと辛いと感じる状態のことです。
2つ目は「恐怖のあまり震え上がる」という意味で、恐ろしさなどで緊張して血流が悪くなる状態のことです。
3つ目は「全く面白くない」という意味で、相手の冗談がつまらないことです。
4つ目は「お金がない」という意味で、比喩的に、」お財布の中身が少ない状態のことです。
上記に共通するのは「温度が低くて不快」という意味です。
「寒い」の使い方
「寒い」は形容詞として使われたり、副詞として「寒く」と使われたり、名詞として「寒さ」と使われたりします。
基本的に、温度が低くてそのままでは辛い様子から転じて、気持ちが落ち込むことに使われる言葉です。
「寒い」の例文
・『夕べは寒くて毛布を掛けて寝た』
「涼しい」とは?
「涼しい」は「すずしい」と読み、主な意味は以下の通りです。
1つ目は「温度や湿度が低めで気持ちがいい」という意味で、少しだけ温度が低めで、身体にとって心地よいと思える様子のことです。
2つ目は「清らかですがすがしい」という意味で、すっきりとしている様子のことです。
3つ目は「平然としている」という意味で、何事もなかった様に無表情のことです。
上記に共通するのは「暑くなくさわやか」という意味です。
「涼しい」の使い方
「涼しい」は形容詞として使われたり、副詞として「涼しく」と使われたり、名詞として「涼しさ」と使われたりします。
基本的に、暑い状態を基準にして、それより少し温度が低めで気持ちよく感じる様子や、転じてすっきりとした表情に使われる言葉です。
「涼しい」の例文
・『秋になって朝晩がだいぶ涼しくなった』
「冷たい」と「寒い」と「涼しい」の違い
「冷たい」は「温度が低い様子」「相手をないがしろにする様な態度を取ること」という意味です。
「寒い」は「温度が低くてそのままでは辛い様子」「気持ちが落ち込むこと」という意味です。
「涼しい」は「暑い状態を基準にして、それより少し温度が低めで気持ちよく感じる様子」「すっきりとした表情」という意味です。
まとめ
今回は「冷たい」と「寒い」と「涼しい」について紹介しました。
「冷たい」は「温度が低い」、「寒い」は「温度が低くて不快」、「涼しい」は「温度が低めで気持ちいい」と覚えておきましょう。