この記事では、「暑い」と「熱い」と「厚い」の違いを分かりやすく説明していきます。
「暑い」とは?
「暑い」は「あつい」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「気温が著しく高い」という意味で、気候的な温度が高いことです。
2つ目は「体感温度が高い」という意味で、人が身体で感じる温度が高いことです。
上記に共通するのは「身体で感じる気温が高い」という意味です。
「暑い」の使い方
「暑い」は形容詞として使われたり、副詞として「暑く」と使われたり、名詞として「暑さ」と使われたりします。
基本的に、人が身体で感じる空気の温度が高いことに使われる言葉です。
「暑い」の例文
・『まだ梅雨が明けていないのに毎日蒸し暑い』
「熱い」とは?
「熱い」は「あつい」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「温度が著しく高く感じられる」という意味で、何かが持つ温度が高いことです。
2つ目は「恋愛に夢中になる様子」という意味で、恋する相手のことで頭がいっぱいになることです。
3つ目は「非常に意欲がある」という意味で、やる気があって生き生きとしていることです。
4つ目は「程度がはなはだしい」という意味で、ものごとの勢いが激しいことです。
5つ目は「注目を集める」という意味で、世間の人たちが関心を寄せることです。
上記に共通するのは「あるものが発する温度が高い」という意味です。
「熱い」の使い方
「熱い」は形容詞として使われたり、副詞として「熱く」と使われたり、名詞として「熱さ」と使われたりします。
基本的に、ある物が発する温度が高いことや、人の感情が高まることに使われる言葉です。
「熱い」の例文
・『子供はたいてい猫舌なので熱いお茶が飲めない』
「厚い」とは?
「厚い」は「あつい」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「物の奥行きがあって隔たりが大きい」という意味で、奥行きにしっかりとした太さがあることです。
2つ目は「心遣いが大きい」という意味で、人に対する思いやりが大きいことです。
上記に共通するのは「奥行きがある」という意味です。
「厚い」の使い方
「厚い」は形容詞として使われたり、副詞として「厚く」と使われたり、名詞として「厚さ」と使われたりします。
基本的に、太さや奥行きがあり、しっかりとしている様子に使われる言葉です。
「厚い」の例文
・『DIYで厚い板を買い、のこぎりを使って切る』
「暑い」と「熱い」と「厚い」の違い
「暑い」は「人が身体で感じる空気の温度が高いこと」という意味です。
「熱い」は「ある物が発する温度が高いこと」「人の感情が高まること」という意味です。
「厚い」は「太さや奥行きがあり、しっかりとしている様子」という意味です。
まとめ
今回は「暑い」と「熱い」と「厚い」について紹介しました。
「暑い」は「空気の温度が高い」、「熱い」は「発する温度が高い」、「厚い」は「太さや奥行きがある」と覚えておきましょう。