「ご手配」と「お手配」の違いとは?分かりやすく解釈

「ご手配」と「お手配」の違い生活・教育

ビジネスシーンでよく使われる「ご手配」「お手配」という言葉。

よく似た言葉ですが、使い方には違いがあるため注意が必要です。

この記事では、「ご手配」「お手配」の違いを分かりやすく説明していきます。

「ご手配」とは?

まず「手配」とは、物事の準備をすることです。

仕事の段取りをつけたり、役割を決めたりすること、また必要なものを用意することも意味に含まれます。

「ご手配」とは、「手配」「ご」を付けた尊敬語、または謙譲語です。

相手を敬う場合には尊敬語、自分がへりくだる場合には謙譲語になります。

どちらの場合も、目上の相手に対して使用する言葉になります。

相手に対して丁寧な印象を伝える効果があるため、ビジネスシーンでの使用に剥いています。

また早急に何かをお願いするときにも、「ご手配」を使用します。

尊敬語の場合は「ご手配くださる」、謙譲語の場合は「ご手配いただく」と言葉が続くところにも注意しましょう。


「お手配」とは?

「お手配」とは、「手配」「お」を付けた美化語です。

美化語とは、物事や状態を美化して、言葉の表現を上品にするために使われる言葉となり、尊敬の意味は含まれません。

相手に対して、緊急性のなさを伝えたり、柔らかい印象を与えられるため、日常的な言い回しに向いています。

また急かす必要がない用件を伝えるときにも、「お手配」を使用すると良いでしょう。


「ご手配」と「お手配」の違い

「ご手配」は、相手への経緯が含まれるために、ビジネスシーンで目上の人に対して使われます。

上司や取引先にお願いをするときには、こちらを使用します。

一方で「お手配」は、敬意を表す言葉ではないため、表現が柔らかくなります。

緊急性が低いときや、上品な表現にしたいときに使われる、一般的な言い回しです。

ビジネスシーンでも使える言葉ですが、社内で連絡する場合に限られます。

目上の人や取引先への連絡では、「ご手配」を使うようにしましょう。

「ご手配」の例文

・『この度はお忙しい中、先行チケットをご手配いただき、ありがとうございます』
・『お忙しいところ恐縮ですが、必要書類のご手配のほどよろしくお願いいたします。』

「お手配」の例文

・『再来月の大阪出張のため、そろそろ参考資料のお手配をお願いします』
・『パーティー会場はこちらで準備しますので、タクシーのお手配をよろしくお願いします』

まとめ

「ご手配」は尊敬語または謙譲語で、相手を敬い自分がへるくだる言い方になります。

そのため、目上の相手や取引先に対して使われる言葉です。

それに対して「お手配」は美化語で、上品な表現や緊急性が低い言い方になります。

そのため、社内での連絡や、相手を急かさない場合に使われます。

逆に社内での連絡であっても、確実に手配してほしい場合や、すぐに手配してほしいときには「ご手配」を使うべきでしょう。

どちらも正しい日本語ですが、ニュアンスの違いがあるため、場合によって使い分けることが必要です。

ビジネスシーンでどちらを使うか迷う場合は、「ご手配」を使いましょう。