この記事では、「ガセ」と「デマ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ガセ」とは?
発信元も不確かかもしれないと思いつつ流した情報で、後に嘘だと確定した情報を指します。
そのため、発信元がガセであった情報が真実であっても得をしないケースも含まれます。
ガセかどうかの判断は時間が経てばわかるのですが、時間を掛けずに判断できるかは見識によるところが大きくなります。
また、ガセかどうかの判断が難しいものとして、新製品が出来るまでにこういうアイデアがあったものの没になったというものがあり、これに関しては真偽の確認が非常に難しくなっていますが、新聞や雑誌などは製品に関してこういった情報を報じるケースもあります。
また、噂話もガセとなるケースも多いとは言えます。
当事者が発信していないものに関してはどうしても噂の段階でも報じられてしまうため結果としてガセということもあります。
「デマ」とは?
ウソであることを発信元がわかっていて発信することで、このデマが広がることで発信元が得をする、利益を得るケースがあること、政治的に利用できるものなどがデマと言えます。
戦争ではデマを流すことで相手の勢いを削ぎ、自分たちの勢いを増すという目的があり、自分たちは正義であるということも流す必要があります。
ただしこの正義かどうかは傍から見て違うと判断できることではあり、自国としては正義であるという建前は掲げています。
昨今ではロシア軍によるウクライナ侵攻において、ウクライナが自作自演でウクライナ国内を破壊しているということはロシア側のデマとされています。
デマは政治用語ではありますが、悪意あるウソという意味合いで使われているケースは見られデマを流すという言い方は比較的広く使われています。
「ガセ」と「デマ」の違い
「ガセ」と「デマ」の違いを、分かりやすく解説します。
ガセは発信した人自体も真偽をわかっていない、さらに真実であっても得するかはわからないという結果的にウソであった話で、デマは流す側が得をする可能性があり、流す側がウソであるとわかっているというところがガセとの大きな違いです。
また、悪意を持った嘘話をデマということもありますが、この場合も結果として発信元が何らかの目的を果たせる可能性があると言えます。
デマのほうがガセより大規模なものになりやすいという傾向があり、国レベルで流すウソがデマということになります。
ガセもデマも時間が経過しないと真実かはわからないという部分はあります。
まとめ
ガセとデマは性質が異なっていますが、ウソであるという根本は同じです。
発信者の意識や規模によってガセとデマの違いが発生します。
ガセは小規模な噂話や結果的に実現しなかったことの話を指すことができ、デマは国家レベルの規模で自分の正当性を示す目的などで流すものとなっています。
雑誌や新聞ははガセは流してもデマには乗らないという姿勢は必要と言えます。