この記事では、「体験」と「経験」と「体感」の違いを分かりやすく説明していきます。
「体験」とは?
「体験」は「たいけん」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「自分で実際に見たり聞いたり、やったりすること」という意味で、自分が直接行動して感じたり身に付けたりすること言います。
2つ目は「哲学用語で、ものごとに対して直接的に認識する意識」という意味です。
上記に共通するのは「直接身体で受ける」という意味です。
「体験」の使い方
「体験」は名詞として動詞を伴い「体験する・した」と使われたり、副詞として「体験して」と使われたりします。
基本的に、人が実際に現地で見たり聞いたり感じたりして、より印象に残っていることに使われる言葉です。
「体験」の例文
・『子供たちが夏休みにキャンプを体験した』
「経験」とは?
「経験」は「けいけん」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「実際に見たり聞いたり、したりすること」という意味で、ある場所で直接見たり聞いたり、やってみたりすることを言います。
2つ目は「実際にやることにより、知識や技能、コツなどを身に付けること」という意味で、行動することによりその状況に慣れることを言います。
3つ目は「哲学用語で、感覚や知覚により直接身に付けるもの」という意味です。
上記に共通するのは「日常で身に付ける」という意味です。
「経験」の使い方
「経験」は名詞として動詞を伴い「経験する・した」と使われたり、副詞として「経験して」と使われたりします。
基本的に、日常的な仕事や行動の中で、実際に見たり聞いたり感じたりして身に付けることに使われる言葉です。
「経験」の例文
・『営業として長い間経験してきたことが役立った』
「体感」とは?
「体感」は「たいかん」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「身体で受ける感覚」という意味で、身体である雰囲気や刺激などを感じることを言います。
2つ目は「皮膚や内臓など、身体の器官でとらえる生理的な感覚」という意味で、暑さや寒さ、痛みなど生理的な反応のことを言います。
上記に共通するのは「身体で認識する」という意味です。
「体感」の使い方
「体感」は名詞として動詞を伴い「体感する・した」と使われたり、副詞として「体感して」と使われたりします。
基本的に、日常的な雰囲気や刺激を身体で捉えて認識することに使われる言葉です。
「体感」の例文
・『このアンダーシャツを着ると体感で気温が5度位高くなる』
「体験」と「経験」と「体感」の違い
「体験」は「人が実際に現地で見たり聞いたり感じたりして、より印象に残っていること」という意味です。
「経験」は「日常的な仕事や行動の中で、実際に見たり聞いたり感じたりして身に付けること」という意味です。
「体感」は「日常的な雰囲気や刺激を身体で捉えて認識すること」という意味です。
まとめ
今回は「体験」と「経験」と「体感」について紹介しました。
「体験」は「実際にやって印象に残ること」、「経験」は「日常的に実際にやって身に付けること」、「体感」は「身体で認識すること」と覚えておきましょう。