「所有欲」と「独占欲」の違いとは?分かりやすく解釈

「所有欲」と「独占欲」の違い生活・教育

この記事では、「所有欲」「独占欲」の違いを分かりやすく説明していきます。

「所有欲」とは?

所有欲とは、しょゆうよくという読み方をすべき言葉です。

漢字で書かれたこの言葉を見れば理解可能な事でしょうが、自分の物として持っているという意味の所有の漢字に、ほしいと思う事やほっする気持ちといった意味がある欲の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。

だからこそ所有欲は、所有したいという欲望を表すのです。


「所有欲」の使い方

所有欲は、自分の物にしたいという気持ちを表現する際に使われる言葉となっています。

ただしお金に対して使用される事はほとんどなく、主に手に入れたいと思う物品に対する気持ちを表す事が多い言葉です。

とはいえこの所有欲は人に対して使用される事もあり、恋人や配偶者を所有物と見なして思い通りのコントロールしようとする際に、この所有欲という言葉が使われたりします。


「独占欲」とは?

独占欲は、どくせんよくという読み方をする言葉です。

文字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事ですが、独り占めといった意味を持っている独占の文字に、願い求めるといった意味の欲の文字を加える事で完成した言葉となっています。

以上の事から独占欲は、相手や物を独占したいという欲望を示すのです。

「独占欲」の使い方

独占欲は、人や物に対して自分だけで独り占めにしたい、という欲望に対して用いられる言葉となっています。

特に自分に自信がない人は、この独占欲を抱き易い傾向が強いと言われているのです。

恋人や配偶者、友人や家族が自分の元から離れてしまうのではと不安になるため、彼らを縛り付けようとしてしまう行為に関してこの独占欲という言葉が使用されていたりします。

この様に独占欲は人間関係において、トラブルの原因となるケースも多いです。

「所有欲」と「独占欲」の違い

所有欲と独占欲の文字表記を並べて見比べを行えば、即座に最初の2文字が所有と独占という漢字の違いがある事に気付く事が出来ます。

所が3文字目は同じ欲の文字であり、持つ意味合い自体も似ている部分があるため、混同してしまう人が少なくありません。

もっとも最初の2文字の漢字が違う事で、表す意味にも違いが生まれているので、そこをきちんと把握すれば問題なく使い分けを行う事が可能です。

まず所有欲は、自分の物にしたいという欲望を表します。

一方の独占欲は、人や物を自分だけの物にしたい、という強い欲望を示すのです。

まとめ

2つの言葉はどちらも3文字目の同じ欲の漢字が使われており、その上持つ意味も似通っている所がある言葉同士と言えます。

そのため2つがごっちゃになり、使い分けに迷う人もいるのです。

ですが最初の2文字の漢字に明確な違いがあるので、示す意味のニュアンスにも相違点を見出す事が出来ます。

ちなみに所有欲は、物や人を所有したいと思う欲望を表す際に使用される言葉です。

対する独占欲は、人や物を独り占めにしたいという欲求を表現する時に用いられる言葉となっています。