「浮気」と「二股」の違いとは?使い方や例文も徹底的に解釈

「浮気」と「二股」の違い生活・教育

この記事では、「浮気」「二股」の違いを分かりやすく説明していきます。

「浮気」と「二股」の違い

「浮気」「二股」の違いについて紹介します。


「浮気」と「二股」の使い方の違い

「浮気」「本命の相手がいる状態で、他の異性と関係を持つこと」です。

現在本命に恋人である人がいて、その恋人の目を盗んで別の異性と恋愛関係になるのです。

「二股」「2人の異性と同時に交際すること」です。

2人の異性と同時進行で交際している状態で、どちらも本命になるのです。


「浮気」と「二股」の英語表記の違い

「浮気」は、英語で「cheated on」又は「unfaithful」などと言います。

“She cheated on him. (彼女は彼を裏切っている=浮気している)”

“He has been unfaithful to her. (彼は彼女に不誠実である=浮気している)”

恋愛事ですので、はっきりと「誰かと関係を持つ」とは言わず、ワンクッション置いた表現になります。

「二股」は、「two-timing」又は上記で紹介した「cheated on」を使います。

“He has been two-timing her. (彼は彼女以外の誰かと同時進行している=二股かけている)”

“She cheated on him. (彼女は彼を裏切っている=二股かけている)”

「cheat」は恋愛で恋人を裏切る時に使われる言葉です。

「浮気」の意味

「浮気」「うわき」と読み、以下の3つの意味があります。

1つ目は元の意味で「1つのことに集中できずに、すぐに心変わりすること」という意味です。

「浮」「浮かぶ、浮かんでいる」の意味で、気持ちが浮わついていることを表します。

2つ目は上記から転じて「恋愛の対象として、異性に心を引かれ易い様子」という意味です。

こちらは異性にすぐに興味を持ってしまう気質を表す言葉です。

3つ目は更に上記から変化して「配偶者や恋人がいる状態で、別の異性と関係を持つこと」という意味です。

日常的にはこちらの意味で使われることが多く、結婚している、していないに関わらず、本命の相手がいるのに、他の異性に気持ちが引きつけられてしまうことを言います。

「浮気」の定義は人により様々で、「相手に気持ちが引かれていれば浮気」「二人っきりで一緒に食事したら浮気」「身体の関係を持ったら浮気」などがあります。

いずれにしても、「本命となる相手がいて、そのかたわら別の異性と付き合うこと」を表します。

「浮気」の使い方

「浮気」は、「本命の人以外の異性と付き合う行為」のことであり、男性、女性どちらに使われます。

「浮気する・される」と助動詞を伴って使われることが多くなります。

名詞の複合語として使われることも多く、「浮気相手」は、本命以外に付き合っている異性のことで、「浮気性」「すぐに浮気する性格」のことです。

「浮気」を使った例文

・『彼は浮気がバレて彼女と大ゲンカした』

・『彼は浮気性だから彼女が心配で仕方ない』

・『彼女は遠距離恋愛が理由で彼氏に浮気された』

・『彼女は独自に調べて彼氏が浮気している証拠を掴んだ』

・『浮気は男の甲斐性だから仕方がないと言う男性は嫌われる』

「浮気」の類語

「目移りする(めうつりする)」
次から次へと興味の対象が代わって行くことを言います。

「火遊び(ひあそび)」
元は「火を使った危険な遊びのこと」という意味が転じて、「男性が女性と無分別に関係を持つこと」という意味で使われています。

「浮気」の対義語

「誠実(せいじつ)」
私利私欲をまじえずに、真心をもって対応することという意味です。

「二股」の意味

「二股」「ふたまた」と読み、以下の3つの意味があります。

1つ目は元の意味で「あるものの元部分が1つで、先部分が2つに分かれていること」という意味です。

道や木の枝など、大元は1つで、途中で2つに分かれていることを言います。

2つ目は上記から転じて「同時に2つのものごとを進行させること」という意味です。

仕事や趣味など、2つの目的を持ち、どちらも同じ様に手掛けていくことを言います。

3つ目は更に転じて「同時に2人の異性と関係を持つこと」という意味です。

「浮気」の関連語としてはこちらの意味で使われ、本来ならば恋人は1人であるべきなのですが、同時に2人の異性に気持ちが向いてしまい、どちらも選べない状態を言います。

どちらかが本命でどちらかが2番目というのではなく、どちらも同じ位好きで、同じ位の頻度で付き合っていることを表す言葉です。

「二股」の使い方

「二股」は、恋愛を表す言葉として使う場合、「同時に2人の異性と付き合うこと」という意味で使います。

「二股する、される」と使うこともあれば、「二股を掛ける、掛けられる」と使うこともあります。

「掛ける」「二つ以上のものを同時にあわせもつ」という意味で使われています。

「二股」を使った例文

・『彼女は恋人に二股掛けられていることが分かって激怒した』

・『二股していることを指摘したら逆ギレされた』

・『二股する様な男とは早く別れた方がいい』

・『彼氏が二股しているので仕返ししたい』

・『彼は二股しているのでデートのやりくりが大変だ』

「二股」の類語

「三角関係(さんかくかんけい)」
3人が同時に恋愛関係になり、複雑な状態になることを言います。

「両天秤(りょうてんびん)」
「天秤の両側に2つの物を下げること」から、「2人の異性のうちどちらになっても良い様に、両方と関係を持っておくこと」という意味で使われています。

「二股」の対義語

「一途(いちず)」
他のことは考えず、ある一つのことに打ち込むことを言います。

「一途に彼女を想う」などと使います。

まとめ

今回は「浮気」「二股」

「浮気」「本命とその他」「二股」「両方とも本命」と覚えておきましょう。