この記事では、「長い」と「永い」と「永遠」の違いを分かりやすく説明していきます。
「長い」とは?
「長い」は「ながい」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「端から端までの距離が大きい」という意味で、両端を結ぶ距離の隔たりが大きいことです。
2つ目は「2つの時点の間隔が大きいこと」という意味で、時間がかかると感じることです。
3つ目は「のんびりしている」という意味で、急がずに時期を待つ様子のことです。
上記に共通するのは「時間がかかる」という意味です。
「長い」の使い方
「長い」は形容詞として使われたり、副詞として「長く伸びる」などと使われたり、名詞として「長さを測る」などと使われたりします。
基本的に、ある地点から別の地点まで距離が大きい様子や、転じて急がすにのんびりと待つ様子に使われる言葉です。
「長い」の例文
・『長いひもを使って段ボールをまとめる』
「永い」とは?
「永い」は「ながい」と読みます。
意味は、「時間的にいつまでも続くと思われ感覚のこと」で、数時間、数日など一時的ではなく、延々と続いていつ終わるとも知れぬ間隔があくことです。
「永い」の使い方
「永い」は形容詞として使われたり、副詞として「永く続く」などと使われたりします。
基本的に、時間的にいつまでも続いて終わりが見えない様子に使われる言葉です。
「永い」の例文
・『この国は永い間戦争に苦しめられている』
「永遠」とは?
「永遠」は「えいえん・とわ」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「果てしなくいつまでも続くこと」という意味で、そのままずっと終わらないことです。
2つ目は「時間を超えて存在すること」という意味で、素晴らしい功績を挙げたり、人々の印象に残ることをして、いつまでも語り継がれることです。
3つ目は「哲学用語で、同時に存在するものの時間とは関係なく無限に続くもののこと」という意味です。
上記に共通するのは「果てしなく続く」という意味です。
「永遠」の使い方「永遠」は名詞・形容動詞として「永遠だ・である」と使われたり、形容詞として「永遠の名作」などと使われたり、副詞として「永遠に語り継がれる」などと使われます。
基本的に、時間を超えて存在したり、記憶に残るものに使われる言葉です。
「永遠」の例文
・『モナリザは永遠の名画だ』
「長い」と「永い」と「永遠」の違い
「長い」は「ある地点から別の地点まで距離が大きい様子」「急がすにのんびりと待つ様子」という意味です。
「永い」は「時間的にいつまでも続いて終わりが見えない様子」という意味です。
「永遠」は「時間を超えて存在したり、記憶に残るもの」という意味です。
まとめ
今回は「長い」と「永い」と「永遠」について紹介しました。
「長い」は「距離が大きい」、「永い」は「いつまでも続く」、「永遠」は「時間を超えて存在する」と覚えておきましょう。