この記事では、「湯布院」と「由布院」の違いについて紹介します。
湯布院とは?
湯布院とは大分県にある温泉郷で、由布院温泉、湯平温泉、塚原温泉、庄内温泉、挟間温泉の5つの温泉からなります。
大分県のほぼ中央に位置しており、全国でも屈指のお温泉地として知られています。
黒岳を始めとする山々に囲まれた自然豊かな温泉郷で、温泉宿も多数あります。
団体旅行客向けの大規模なホテルや旅館というよりは、個人客向けの比較的小規模な温泉宿が多いのが特徴です。
湯布院は女性に人気の温泉地になります。
由布院とは?
由布院とは、大分県の由布市にある温泉です。
源泉の数は800以上もあり、全国でも2位の数になります。
また、温泉の湧出量も全国2位で、リーズナブルな料金で入浴できる共同温泉も多いです。
他の温泉地とは異なり歓楽街はありませんが、それが安心だと女性からの人気を集める理由になっています。
由布院駅から続く通りには、お洒落な飲食店や雑貨店などが並んでいます。
湯布院と由布院の違い
「湯布院」も「由布院」も「ゆふいん」と読みます。
元々は「由布院」が使われていました。
由布院町という町名だったのですが、湯平村と合併して湯布院町が誕生します。
湯平の「湯」と由布院の「布院」を組み合わせた名前になりました。
その後、湯布院町は挾間町と庄内町と合併して由布市となります。
こういった経緯から街中には「湯布院」という表記も「由布院」という表記もあちこちに残っています。
由布岳の麓に広がる温泉地は由布院温泉といい、由布院温泉と湯平温泉を合わせて湯布院温泉といいます。
そして、湯布院温泉に塚原温泉と庄内温泉、挟間温泉を加えたものが湯布院温泉郷とされています。
そのため「湯布院」も「由布院」も正しい表記になります。
最近では紛らわしいので、平仮名で「ゆふいん」と書くことも多くなっています。
まとめ
湯布院温泉郷にはいくつかの温泉があり、その中の1つが由布院温泉です。