「雑学」と「豆知識」の違いとは?分かりやすく解釈

「雑学」と「豆知識」の違い生活・教育

この記事では、「雑学」「豆知識」の違いを分かりやすく説明していきます。

「雑学」とは?

さまざまな方面にわたるまとまりのない知識や学問、学問とは関係のないいろいろなものが入り混じった知識という意味です。

チューリップの花は日に日に大きくなります。

花そのものが、だんだんと巨大化していくのです。

チューリップは、毎日開いたり閉じたりする花です。

開いたり閉じたりするのは、花びらの中の水分の移動が関係しています。

開くときには、花びらの内側の水分量が増えます。

これによって、膨張した側が伸びて花びらが開きます。

夕方ころになると膨圧が下がり、花びらが閉じます。

日に日に花びらの中の水分量が多くなるので、花びらが大きくなっていくのです。

1月17日はおむすびの日です。

1995年に発生をした阪神淡路大震災で、炊き出しによるお結びで多くの人が助けられたことに由来するとされています。

これらの知識は、知っていても生活に役に立たない雑多なものといえます。

こういった、いろいろな知識のことを「雑学」といいます。


「雑学」の使い方

いろいろなものが入り混じった知識を指して使用する言葉です。

知っていても生活に役に立たないようなものを指す場合が多いです。


「豆知識」とは?

大したことではない知識、知っていると役に立つ話という意味です。

水は硬度でわけると、軟水と硬水があります。

和食にあうのは軟水、洋食にあうのは硬水といわれています。

日本の水は軟水で、そのため和食が発展したのではないかとも考えられています。

飲み物も、その地域の水の性質にあったものが好まれています。

日本では緑茶が主に飲まれてきましたが、緑茶は軟水でいれるとおいしくなります。

チョコレートの製造過程でコンチングという作業があります。

この作業を行うことでチョコレートの粒子が細かくなり、滑らかな舌触りになります。

口の中で溶けて滑らかになるからこそ、チョコレートをおいしく感じます。

これらの知識は大したものではありませんが、知っていると少しだけ役に立ちます。

「豆知識」の使い方

大したことではないけれど、知っていると少し役に立つ知識を指して使用する言葉です。

「雑学」と「豆知識」の違い

前者は雑多な知識という意味です。

まとまりのない知識や学問を指します。

後者は、知っているとちょっと役に立つ話のことです。

日常的には、はっきり特別されずに使われていることがあります。

「雑学」の例文

・『雑学を披露する』
・『雑学ばかりを知っている』
・『植物に関する雑学』
・『雑学クイズ』

「豆知識」の例文

・『知って得する豆知識』
・『豆知識をよく知っている人』
・『緑茶に関する豆知識』
・『豆知識ばかりを集めた本』

まとめ

どちらの言葉も知識を指していますが、やや意味合いが異なります。

一方はいろいろなものが入り混じった知識、もう一方は知っているとちょっと役に立つ知識です。