「情報モラル」と「情報リテラシー」と「メディアリテラシー」の違いとは?分かりやすく解釈

「情報モラル」と「情報リテラシー」と「メディアリテラシー」の違い生活・教育

この記事では、「情報モラル」「情報リテラシー」「メディアリテラシー」の違いを分かりやすく説明していきます。

「情報モラル」とは?

「情報モラル」とは、「情報を正しく使いこなそうとする倫理的な態度」を示しています。

「情報モラル」というのは、「ただ情報を便利に使うだけではなくて、善悪の分別を前提にした情報の使い方をしようとする道徳的な姿勢」を意味している言葉なのです。

「モラル」には、「善悪を区別して行為を規律する倫理・道徳やその規範」の意味があります。


「情報モラル」の例文

・『いくら大量の貴重な情報を持っていても、情報モラルがなければその情報を効果的に使うことはできません』
・『情報モラルの大切さを小学生の頃から叩き込まれたので、インターネットの対人トラブルを避けられるのです』


「情報リテラシー」とは?

「情報リテラシー」とは、「各種の情報が正しいのかどうか(真実なのかフェイクなのか)を読み解いて解釈・記述する能力」を意味しています。

「情報リテラシー」というのは、「主にインターネットにアップされた情報の正誤・真偽について正しく理解したり解釈したりすることができる能力」を示唆しています。

「情報リテラシー」の例文

・『情報リテラシーが高い人ほど、一つのメディアだけに情報源を頼ることはしません』
・『高齢者は情報リテラシーが低いことが多いので、特殊詐欺のターゲットにされやすいのです』

「メディアリテラシー」とは?

「メディアリテラシー」とは、「マスメディアの伝えるニュースや情報の事実・真偽を読み解く力」を意味しています。

「メディア」とは、「新聞・テレビ・雑誌・インターネットなどの各種の情報媒体」のことです。

「リテラシー」とは、「読み書き能力」「情報を正しく解釈したり吟味して表現したりすること」を意味している英語になります。

「メディアリテラシー」の例文

・『新聞・テレビが日々報じるニュースのすべてが正しいわけではないので、メディアリテラシーが必要なのです』
・『メディアリテラシーを鍛えるための方法として、複数のメディア情報を比較したり一次的リソースを調べたりするやり方があります』

「情報モラル」と「情報リテラシー」と「メディアリテラシー」の違い

「情報モラル」「情報リテラシー」「メディアリテラシー」の違いを分かりやすく説明します。

「情報モラル」とは、「情報やウェブの利用に際しての倫理的な態度・考え方」のことです。

「情報モラル」には「情報・ウェブ環境を安全かつ善悪の区別をわきまえて使おうとする姿勢」の意味合いがありますが、「情報リテラシー・メディアリテラシー」にはそういった意味はありません。

「情報リテラシー」「各種の情報の真偽などを正しく読み解く能力」を意味しています。

「メディアリテラシー」「情報の中でも特にマスメディアの情報の真偽を読み解く能力+各種メディアの情報を正確に理解する能力」を意味している点が違っているのです。

まとめ

この記事では、「情報モラル」「情報リテラシー」「メディアリテラシー」の意味の違いを分かりやすく説明しましたがいかがでしたか?「情報モラル」「情報リテラシー」「メディアリテラシー」の意味の違いについて詳しく知りたい場合は、この記事の解説を参照してみてください。