皆さんには他の方に言えない「秘密」はありますでしょうか。
洋画でもトップエージェントが国民やその他大勢に秘密で大きな計画を阻止し、人知れず沢山の人を守るというストーリーはよくあります。
その時皆さんはトップエージェントが「秘密」や「秘密裏」、「極秘」という言葉をよく使うものの、その言葉には何か違いがあるのか、ふと疑問に思った事はありませんか。
この質問に対し、自信を持って答える事が出来る方は恐らくごく少数かなと思います。
この記事では、そんな「秘密裏」と「秘密」と「極秘」について違いを分かりやすく説明していきます。
「秘密」とは?
ではまず最も身近(であろう)「秘密」から解説していきたいと思います。
秘密とは、元々仏教に由来する言葉になります。
そもそも秘密の「秘」には「奥深い」や、「人間の知恵では図り知ることが出来ない」という意味があります。
また、同時に「秘める」や「人に隠して知らせない」という意味もあります。
そして秘密の「密」には「他人に知られない」、「ひそやか」といった我々の想像に近い意味合いがあります。
意味としては A. 他人に知られないようにすること。
B. 一般に知られていないこと。
または、公開されていないこと。
といった意味があります。
なので、A. だと「秘密にする」や「秘密をもたらす」だったり、B. だと「古代史の秘密」と言った使われ方をします。
「秘密裏」とは?
では次に「秘密裏」という言葉を解説していきます。
実は「秘密裏」には「裏(り、うら)」という意味はありません。
「秘密裏」は「秘密裡」とも書く事ができ、「裡(り)」という意味で用いられております。
そしてこの「裡」には「うち」という意味が含まれております。
そして「裡(うち)」とは、分かりやすく言うと「その中にある状態」と言う意味になる為、「秘密裏」とは「秘密の状態といえるうち」、つまり「秘密のうちに」という意味になります。
秘密の状態で、何かが行われる事を表しているんですね。
なので「秘密裏に交渉を進める」と言った使い方をします。
「極秘」とは
最後に「極秘」について解説していきます。
「極秘」とは英語で「Top secret」と言うように、極めて秘密であること。
つまり、「外部には絶対に漏らしてはいけない秘密」、「絶対に秘密である」と言った意味になります。
なので、「秘密」の中でもトップオブトップで重要な秘密のことを「極秘」と言う言葉を用いて表しています。
「秘密」と「秘密裏」と「極秘」の違い
なのでまとめると、「秘密」と「秘密裏」と「極秘」の違いとしては、まず「秘密」が「他人に知られないようにしている、または一般に知られていない(公開されていない)コト」に対し、その中でも特に最重要な秘密を「極秘」と言い、「秘密」の状態(またはその状態で何かが行われること)を「秘密裏」と読んでいると言った違いがあります。
まとめ
以上が、「秘密」と「秘密裏」と「極秘」の違いになります。
あまり日常会話では使う頻度は少ないと思いますが、シチュエーションによってはとてもカッコいいワードなので、意味をしっかり理解した上で機会があればどんどん使って頂きたいです。