この記事では、「深夜バス」と「夜行バス」と「高速バス」の違いを分かりやすく説明していきます。
「深夜バス」とは?
23時以降の深夜帯に走るバスのことを指す言葉で、日中に走る路線バスとは異なる路線を設定しており、郊外への帰宅を主な用途としています。
会社によっては深夜急行バスなどの名称になることもあります。
京王電鉄の深夜バスの多摩センター系統であればこの駅だけで乗車できる新宿駅西口を24時55分に発車し、25時25分に最初の駅である稲城駅に到着し、26時30分に橋本駅に到着します。
法律的に運賃が高めに設定でき、鉄道で橋本から新宿が390円なのに対し、3300円となっています。
都営バスでも深夜バスがあり、こちらも昼の路線バスとは終点が異なり、運賃は420円となり、一般系統の倍となっています。
「夜行バス」とは?
夜に出発する長距離バスを指す言葉で、路線バスの会社が運行することがありますが、路線バスとは全く異なる路線となります。
東京から名古屋、大阪などの区間を走るものがあり、鉄道よりも安い料金で乗ることができる点が大きな魅力となっていますが座席で夜を明かすことになり、寝台ではありません。
なお、東京から福岡を結ぶ長距離バスがあり、14時間を超す乗車時間となっています。
夜行バスで使われる車両の室内は定義はありませんが3列シートで幅が広めに取られており、席ごとにカーテンが用意されていたり、wi-fiが用意されているもの、トイレがあるものなど快適さを重視したものとなっています。
「高速バス」とは?
高速道路を走るバスのことを指し、夜行バスも高速バスということが出来ます。
ただし高速バスには昼行のものも存在しており、小樽と札幌を結ぶものや、東京から名古屋を結ぶ定期運行のバスもあります。
どちらかと言うと都市圏同士を結ぶものが基本となっていて、夜行バスほどではないですが豪華な車内となっている車両が使われます。
ハイウェイバス、高速路線バス、高速乗合バスという名称が使われることもあります。
「深夜バス」と「夜行バス」と「高速バス」の違い
「高速バス」は高速道路を走り、一般の路線バスよりも長距離を走るバスという定義があり、それに加えて夜を明かす夜行便となるのが夜行バスで、夜行バスは基本的に早朝に目的地につくようになっています。
深夜バスは深夜の帰宅向けに用意されたバスで、主要駅から郊外の駅を目指すものが多く、逆の運行ルートはありません。
バス車内を比較すると最も快適さを追求したのが車内で就寝する夜行バスで、高速バスは4列シートが一般的、深夜バスは路線バスの車両か4列シートのバスが使われます。
まとめ
「深夜バス」と「夜行バス」は深夜帯を走る点では共通ですが、長距離運行で就寝する前提なのが夜行バスです。
深夜バスは通勤客の帰宅向けにあります。
高速バスは高速道路を走るバスのため、夜行バスも高速バスに含むことも出来ます。