「小計」と「合計」と「総計」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「小計」と「合計」と「総計」の違いとは?生活・教育

仕事で見積書を作成するような機会はよくあることですが、ここで出てくるのが、「小計」「合計」「総計」

これらはまとまりのある数字が足されたものですが、詳しくはどのような違いがあるのでしょうか?

そこでこの記事では、「小計」「合計」「総計」の違いを分かりやすく説明していきます。

「小計」とは?

「小計(しょうけい)」「まとまりのある一部分の項目を合算した数字」のことを意味しています。

言い換えると「1つのグループとして括った数字を合算したもの」と言ってもいいでしょう。


「小計」の例文

・『小計が間違いがないかチェックする』
・『エクセルの小計欄を見やすく色付けする』
例文でも見るように、行数が多い見積書などでは色付けをすることで小計欄を分かりやすくする方法があります。


「合計」とは?

「合計(ごうけい)」「合わせ数える」「その合わせた数量」という意味がある言葉ですが、「小計同士を合算した数字」、あるいは「小計と他の数字項目を足した数字」と解釈することができます。

コンビニのレジで精算した時に各小計項目が最後に「合計」として合算されているケースが挙げられます。

「合計」の例文

「合計」の例文は以下の通りです。

・『見積合計が間違っている』
・『合計欄が空白だ』

「総計」とは

「総計(そうけい)」「全体の合計」「それを計算すること」を指しています。

「合計」よりもさらに大きな括りで「総合計」をという位置づけになる言葉です。

「総計」の例文

・『総計に計算式を入れる』
・『総計が合っていない』

「小計」と「合計」と「総計」の違い

「小計」「合計」「総計」の違いを整理してみましょう。

見積書を例に挙げると、「小計」は各商品などの金額が合算された1つの小グループとして理解することができます。

その「小計」が複数あった場合に、その複数の「小計」の合算が「合計」となります。

さらに「合計」よりも大きな括りになってくると、「総計」を使うことになります。

10ページの見積書があった場合、1ページごとに「合計」を入れて、最後の10ページ目に各「合計」の合算額である「総計」を入れる方式です。

このように見積書に記載する金額が多岐に渡る場合に「小計」「合計」「総計」を使い分けることで、見積内容を分かりやすくする方法ができるのです。

ビジネスの世界では見積書作成は日常茶飯事のことですが、このような考え方で書類を作成するにしても、Excelなどの計算式を入れて間違いのないように工夫されています。

まとめ

これまで「小計」「合計」「総計」の意味や違いを説明してきました。

これらの言葉の中には「計」という漢字が使われていることから、数字の合算であることは理解できるでしょう。

ただ、対象となる数字の項目が多いために非常に見づらくなることから、誤りを防ぐために「小計=小グルプ」「合計=中グループ」「総計=大グループ」という理解で書類を作成することが、理解を深めることになるわけです。