この記事では、「アスリート」と「プレイヤー」と「スポーツマン」の違いを分かりやすく説明します。
「アスリート」とは?
運動選手、多くの競技で使われますが、特に陸上競技などの選手を指す言葉です。
アスレチック(athletics)がスポーツ全般、健康維持の為にする運動や、体力作りなども含めた単語なので、そこからイメージすると、理解しやすくなります。
厳しい鍛錬を通じて身体能力を向上させ、その競技に習熟した人を指します。
加齢による肉体の衰えや、負傷などで身体能力が低下するなどで、プロフェッショナルとしてのアスリート寿命は短い傾向があります。
「プレイヤー」とは?
スポーツの分野では、プロフェッショナルとアマチュアを問わず「競技者」を意味します。
比較的新しい用法では、コンピューターゲームなどのプロフェッショナルも、「eスポーツプレイヤー」と呼ばれます。
音楽や演劇などの分野では「演奏者」「演技者」などを指します。
レコードやCDを再生する機械も、同じ単語「player」を使います。
日本人にはLとRの発音の区別が比較的難しいですが、「prayer」は、「お祈りの言葉、祈祷」などを意味しますので、外国人と英語で会話する場合、特に注意が必要な単語です。
「スポーツマン」とは
運動競技の選手や、スポーツが得意な人を指す言葉です。
野球、テニス、サッカーなどの球技や、身ひとつでもできる陸上競技や水泳、特別な機材が必要なボートレース、登山、狩猟など、競争や肉体の鍛錬、遊戯的な要素を含むものまで、多種多様な「身体運動をする人」のことです。
「アスリート」と「プレイヤー」と「スポーツマン」の違い
アスリートは、厳しい鍛錬で技術や能力を磨き、特定の競技に熟練した人を指す言葉です。
日本では、プロフェッショナル、アマチュア、障碍者スポーツの区別なく使用されます。
プレイヤーは、状況によって何を指すか異なります。
スポーツの分野では、昔ながらの運動の競技者を指す場合と、プロゲーマーを指すeスポーツプレイヤーを言う場合があります。
また、音楽など別の分野でも使われる単語で、演奏者や演技者を示す場合もあります。
日本語でカタカナ表記すると同じですが、英語会話の場合、LとRの発音を間違えると、全く違う単語になってしまうので、注意が必要です。
スポーツマンは、特定の運動競技の選手だけでなく、漠然とスポーツが得意な人も指します。
まとめ
適度な運動は代謝を活発にし、免疫機能を向上させることが一般に浸透していますが、過度な運動は、逆に免疫機能を低下させてしまいます。
厳しい鍛錬を続けるアスリートは、普段は免疫機能が比較的高い傾向がありますが、強化合宿などで普段よりもハードな練習をする時、特にフルマラソンなどでは練習量が多くなる為、風邪などの感染症に罹患しやすくなります。
何事も過ぎたるは猶及ばざるが如しです。
選手宣誓などで頻繁に使われる「スポーツマンシップ」は、公明正大に対戦相手を尊重し、敬意を以て接し、全力で競技にあたる「スポーツマンらしい態度」のことで、スポーツマンが備えるべき規範でもあります。
決して、勝利至上主義を指す言葉ではありません。
不正を容赦しないフェアプレーの精神であることを肝に銘じ、競技に臨む際も、ビジネスの場でも、体育会系の正の側面として、日々の業務に取り組むことが、長い目で見て働く人個人や組織全体を守ることに繋がります。