この記事では、「燃やす」と「焼く」と「焚く」の違いを分かりやすく説明していきます。
「燃やす」とは?
「燃やす」は「もやす」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「火をつけて炎を出す」という意味で、何らかの目的で意図的に火を付けて燃える様にすることを言います。
2つ目は「強い感情や意欲で心を高ぶらせる」という意味で、自分の中で熱い感情や意欲を持つ様子を言います。
上記に共通するのは「火が付く」という意味です。
「燃やす」の使い方
「燃やす」は動詞として「燃やす・燃やした」と使われたり、副詞として「燃やして」と使われたりします。
基本的に、人が何らかの目的を持って火を付けて炎を出すことや、転じて熱い感情や意欲を持つ様子に使われる言葉です。
「燃やす」の例文
・『庭で落ち葉を集めて燃やした』
「焼く」とは?
「焼く」は「やく」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「火を付けてなくす」という意味で、火を付けて形を失わせることを言います。
2つ目は「食品に火を通して調理する」という意味で、食品に火で熱を通して食べられる様にすることを言います。
3つ目は「火で熱して製品を作る」という意味で、ものを製造する為に火を付けることを言います。
4つ目は「あれこれと扱う」という意味で、比喩的に気配りや苦労しながら取り扱う様子を言います。
5つ目は「データを記録する」という意味で、HDDに書き込むことを言います。
上記に共通するのは「火で加工する」という意味です。
「焼く」の使い方
「焼く」は動詞として「焼く・焼いた」と使われたり、副詞として「焼いて」と使われたり、名詞として「焼き」と使われたりします。
基本的に、火を付けたり熱したりすることで、元とは違う状態にすることに使われる言葉です。
「焼く」の例文
・『魚を焼いたら大量の煙が出てしまった』
「焚く」とは?
「焚く」は「たく」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「燃料に火を付けること」という意味で、火を付けて熱することを言います。
2つ目は「火を燃やして沸かすこと」という意味で、水をお湯に変えることを言います。
3つ目は「発光させる」という意味で、写真撮影の際にストロボ発光させることを言います。
上記に共通するのは「熱の作用で加工する」という意味です。
「焚く」の使い方
「焚く」は動詞として「焚く・焚いた」と使われたり、副詞として「焚いて」と使われたりします。
基本的に、火を付けたり発熱させる作用によりものを加工することに使われる言葉です。
「焚く」の例文
・『薪でお風呂を焚くのは手間がかかる』
「燃やす」と「焼く」と「焚く」の違い
「燃やす」は「人が何らかの目的を持って火を付けて炎を出すこと」「転じて熱い感情や意欲を持つ様子」という意味です。
「焼く」は「火を付けたり熱したりすることで、元とは違う状態にすること」という意味です。
「焚く」は「火を付けたり発熱させる作用によりものを加工すること」という意味です。
まとめ
今回は「燃やす」と「焼く」と「焚く」について紹介しました。
「燃やす」は「炎を出す」、「焼く」は「火で加工する」、「焚く」は「熱して加工する」と覚えておきましょう。