この記事では、「県立」と「公立」と「私立」の違いを分かりやすく説明していきます。
3つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。
「県立」とは?
「県立」は「けんりつ」と読みます。
「県立」は「県が設立して維持すること。
そのもの」という意味があります。
日本には、43の県がありますが、その県が何かを作って、維持している場合は、「県立」と呼ぶことができます。
ある県で、最も偏差値が高い高校は、県が設立した高校の場合、「いちばん偏差値が高い高校が県立だから、そこに通おうと思う」などという文章を作ることができます。
「県立」の言葉の使い方
県が設立し、維持している高校を、「県立高校」と言います。
同じように、県が設置して、維持している公園を「県立自然公園」「県立都市公園」などと言います。
さらに、県が設立して維持している美術館を「県立美術館」と呼びます。
「公立」とは?
「公立」は「こうりつ」と読みます。
「公立」は「都道府県や市区町村など、地方公共団体が設立して維持すること。
その施設」という意味があります。
反対語は「私立」になります。
「公立」の言葉の使い方
市区町村が設立した高校に通う人を、「公立高校に通っている、高校生」と言うことができます。
また、市区町村が設立した高校は、授業料が安いため志望することに決めた場合、「公立高校は、授業料が安いから、行こうと思った」などという文章にできます。
「私立」とは
「私立」は「しりつ」と読みます。
「私立」は「個人や民間団体が設立して、管理維持すること。
またその施設」という意味があります。
国や市区町村などの地方自治体ではなく、個人や民間団体がお金を出して、施設を作った場合「私立」と呼ばれます。
「私立」の言葉の使い方
私立学校法に基づいて、学校法人が設置する学校のことを「私立学校」と呼びます。
また、学校法人が作った大学は「私立大学」と呼ばれます。
市区町村が設立した学校に通うか、学校法人が建てた学校に通うか迷うとき、「公立の学校か、私立の学校に行くか迷う」などと心情を言葉にすることができます。
「県立」と「公立」と「私立」の違い
3つの言葉は、施設などを設立し、維持している母体についての言葉となります。
「県立」は県が作った施設などを指し、「公立」は、都道府県や市区町村などが作った施設のことを指します。
さらに「私立」は、個人や学校法人などの民間団体が作った施設のことを指します。
このように、3つの言葉の違いは明白になっています。
ただし「公立」には「国立」「市立」「区立」などがあり、「県立」も「公立」の中に含まれるため、「県立」と「公立」には、意味が重なる部分があります。
まとめ
「県立」と「公立」と「私立」の違いについて見てきました。
3つの言葉には、明確な意味の違いがありました。
意味の違いを知ることで、きちんと使い分けることができるようになりそうです。