この記事では、「開運」と「幸運」の違いを分かりやすく説明していきます。
「開運」とは?
 開運とは、かいうんという読み方をすべき言葉です。
 文字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事でしょうが、閉じているものや塞がっているものをひらくや埋もれているものを掘り起こすといった意味の開の文字に、巡り合わせといった意味がある運の文字を加える事で完成した言葉となっています。
 以上の点から開運は、運が開ける事を表すのです。
「開運」の使い方
 開運は、文字通り運が開ける事により幸せに向かう事を表現する言葉として使われています。
 シンプルに運が上昇して物事が上手く行く様になる、という意味を表す言葉です。
 更に運気を上昇させる力があるお守りや道具の総称として、開運グッズという形でこの言葉を使用して表現したりします。
 この事から開運は、これから物事が上手く行く様にとの、希望や願いという意味も含んでいたりもするのです。
「幸運」とは?
 幸運は、こううんという読み方をする言葉となっています。
 漢字で書かれたこの言葉を見れば理解可能な事ですが、さいわいや運が良いといった意味を持っている幸の漢字に、良い巡り合わせ等という意味を有する運の漢字を付け足す事で成立した言葉です。
 だからこそ幸運は、運が良いという事を示します。
「幸運」の使い方
 幸運は、運気の巡り合わせが良いという意味に用いられる言葉です。
 主に物事が期待した通りか、それ以上に運ぶ事を示す言葉として、比較的日常的に使用されている言葉となっています。
 正しく運に恵まれていて、幸せな状態に対して用いられるため、ポジティブな意味を含む言葉となっているのです。
 加えて単発の出来事だけでなく、広範囲に渡る出来事が良い流れとなっている際に使用される言葉です。
「開運」と「幸運」の違い
 開運と幸運の文字表記を並べて見比べてみると、最初の漢字が開と幸という明確な違いがある事に気付く事が出来ます。
 所が2文字目はどちらも同じ運の漢字であり、どちらも運気に関連した意味を表すのでややこしい組み合わせの言葉同士と言えるのです。
 とはいえ最初の漢字が違う事で、表現する意味合いにも違いがあります。
 まず開運は、運が開けて幸せに向かう事や、その様な願掛けを表すのです。
 一方の幸運は、運に恵まれていて幸せである、という状態を示します。
「開運」の例文
 ・『私は事業が上手く行くようにと願い、開運のお守りを身につけています』
「幸運」の例文
 ・『彼の努力は幸運にも実を結び、社会的な成功を掴む事が出来ました』
まとめ
 2つの言葉は、共に2文字目に運の漢字が使われており、持つ意味も似ている部分があるのです。
 ですが最初の漢字に違いがある事で、示す意味には相違点を見出す事が出来ます。
 ちなみに開運は、運が開ける事で幸福になる状態や、そうなる様に願う事に対して使用される言葉です。
 対する幸運は、巡り合わせが良くて運に恵まれている状態を示す際に用いられます。



