この記事では、「理解」と「納得」と「同意」の違いを分かりやすく説明していきます。
「理解」とは?
「理解」は「りかい」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「ものごとの道理や筋道が正しく分かること」という意味で、ものごとの意味や内容を正しく飲み込むことを言います。
2つ目は「他人の気持ちや立場を察すること」という意味で、人の置かれている状況を言われなくても分かることを言います。
3つ目は「哲学用語で、文化的、歴史的なものを自身の体験により正しく解釈すること」という意味です。
上記に共通するのは「正しく分かる」という意味です。
「理解」の使い方
「理解」は名詞として「理解する・した」と使われたり、副詞として「理解して」と使われたりします。
基本的に、ものごとの意味や内容を正しく解釈することに使われる言葉です。
「理解」の例文
・『彼は状況をひと目見ただけで何が起きたかを全て理解した』
「納得」とは?
「納得」は「なっとく」と読みます。
意味は「他人の考えや行動などを十分に分かって受け入れること」です。
自分の意思とは別に、相手の考え方や行動などについて飲み込み、それでよしとすることを言います。
「納得」の使い方
「納得」名詞として動詞を伴い「納得する・した」と使われたり、形容詞として「納得の価格」などと使われたり、副詞として「納得して」と使われたりします。
基本的に、相手の考え方や行動などを自分の考えと照らし合わせて受け入れ、よしとすることに使われる言葉です。
「納得」の例文
・『上司から一方的に非難されてとても納得がいかなかった』
「同意」とは?
「同意」は「どうい」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「他人の意見に対して賛成すること」という意味で、他人の意見をよしとして受け入れたことを表明することを言います。
2つ目は「同じ意見や考え」という意味で、自分と同じ意見や考えを持っていることを言います。
3つ目は「同じ意味」という意味で、言葉や発言などがあるものと同じ意味を持っていることを言います。
上記に共通するのは「同じ考え方」という意味です。
「同意」の使い方
「同意」は名詞として動詞を伴い「同意する・した」と使われたり、副詞として「同意して」と使われたりします。
基本的に、相手の意見や考えに賛成すると意思表示することに使われる言葉です。
「同意」の例文
・『お互いが今後も協力していくことに同意した』
「理解」と「納得」と「同意」の違い
「理解」は「ものごとの意味や内容を正しく解釈すること」という意味です。
「納得」は「相手の考え方や行動などを自分の考えと照らし合わせて受け入れ、よしとすること」という意味です。
「同意」は「相手の意見や考えに賛成すると意思表示すること」という意味です。
まとめ
今回は「理解」と「納得」と「同意」について紹介しました。
「理解」は「分かる」、「納得」は「受け入れる」、「同意」は「賛成する」と覚えておきましょう。
