「海溝型地震」と「直下型地震」の違いとは?分かりやすく解釈

「海溝型地震」と「直下型地震」の違い専門用語・業界用語

この記事では、「海溝型地震」「直下型地震」の違いを分かりやすく説明していきます。

「海溝型地震」とは?

「海溝型地震」は、海の奥深くで地層がずれることで起きる地震で海の奥深くで大きく地層がずれるがゆえ、大きな地震似る現象です。

分かりやすく説明すれば、下敷きを大きく折り曲げて下方向に深くゆがませると反動で強くした方向から上方向に移動する、これが「海洋型地震」で深く入り込んでいる物がずれると大きなエネルギーを生むのが「海洋型地震」になります。


「直下型地震」とは?

「直下型地震」は、地層の浅い部分の表面が滑り落ちることで起きたり、ずれることで起きる地震で、それほど大きな規模の大地震にならず、集中的にそのエリアに被害が出る地震です。

しかしながら、生み出されるエネルギーは大きなエネルギーで陸地で起きる大きな地震であるがゆえ、建物の倒壊が目立つ自信になります。

この地震のポイントは、海ではなく、陸地で起きる地震ゆえ、人間が生活しているエリアで起こる点です。

よって、阪神淡路大震災は陸地で起きた地震の割には巨大な被害が出て、津波こそありませんでしたが、甚大な建物に対する被害が出てしまいました。


「海溝型地震」と「直下型地震」の違い

両者の違いは、海の奥深くで発生した地層のずれによる反発エネルギーであるか、単なる地滑りのようなエネルギーであるかや浅い反発エネルギーであるかです。

「海溝型地震」は海の深くで起きた地層のずれによる巨大な反発エネルギーなので津波が起きます。

一方「直下型地震」は、浅い地層で陸地で起きた反発エネルギーなので、反発するエネルギーが割と小さく津波が起きないです。

よって認識としては、「海溝型地震」は巨大な地震になりやすく津波が来る、「直下型地震」は、巨大であっても津波は来ないと考えるとよいでしょう。

「海溝型地震」の例文

・『南海トラフ地震は海溝型地震である』

「直下型地震」の例文

・『阪神淡路大震災は、直下型地震』

まとめ

「海溝型地震」については、海の奥深くで発生した、ずれが元に戻ろうとする際、莫大な反発エネルギーを生みものすごく周囲が揺れてしまい、海の下で起きている自身なので津波もセットでやってくると考えるとよいでしょう。

逆に、「直下型地震」は、陸地の上で浅い場所か深い場所のどちらかで起きる地層のずれの反発なので、万が一、巨大地震であっても海の中が揺れていないため、津波は来ないです。

ただ、どちらの地震も巨大であれば、建物が壊れるため、耐震性の高い縦も物を作らない限り被害は甚大となるでしょう。

なので、阪神淡路大震災以降、建物に対する耐震強度がシビアになり現在においては耐震性が高い建物を作る方向で日本の建物は強度を上げているのです。

逆を返せば、木造でも耐震強度を上げることができるのが日本の技術なので、どちらの地震に対しても木造で耐震性を保てるのは、日本が地震について研究していて、先進技術があるがゆえです。